妙見活法による反回神経麻痺への施術、病名に対する考え方と対処法
カテゴリー:身体のいろいろな不調
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こんにちは、白石接骨院いとうです☆
先日、「反回神経麻痺で声が出ない症状が、1回の施術で声が出るようになった患者さんの感想です☆」という患者さんの声を投稿しましたところ、とても多くの反響がありました。
まだ患者さんの声をご覧になっていない方はこちらから。
やはり同じような症状で困っている方がいるのだと、改めて認識しました。
「どのようにして声が変わったの?」「なんで声が出るようになったの?」という質問を受けましたので、本日は施術の流れをご紹介したいと思います。
そして、病院で言われたことが全てではない、ということも是非とも認識していただきたいと思います。
Contents
反回神経麻痺とは
反回神経麻痺とは「声帯の動きを支配している神経が麻痺することで、声帯が動かなくなり、かすれ声や誤嚥が起こってしまう病気」ということです。
実際に、患者さんの症状は
・声のかすれ
・長くしゃべると声がわれる
・飲み込むとむせる
・喉に痛みを感じる
という状態でした。
CT、エコーでも異常はなく、「突発性によるもの」という診断でした。
薬を服用するも変化がないまま1か月半が経過し、当院の評判を聞いて来院ました。
問診時では、声は小さく、かすれ声でした。
本当に弱々しい声だったのが今でも覚えています。
さて、実際の施術です。
初回の施術内容
施術1回目
声を発するのは喉です。
その喉周辺を触れてみると、両方の首の筋肉がガチガチに硬く、ご本人も硬さを感じるほどの状態でした。
西洋医学的考え方とはかなり離れてしまいますが、この硬くなった筋肉は首を絞めつけているのでは?と考え、最初に行った施術は、この首の左右の筋肉の緩めでした。
するとどうでしょう、その筋肉を緩めただけで、声のかすれがすぐに変化したではありませんか(=゚ω゚)ノ
これって、西洋医学では説明のつかないことです。
ですが、実際には声の出方が変わったのです。
そう、「治らない、というのは医学的に今までの例として治ったことがない」ということだけで、「本当に治らない」ということではないということです。
ドクターにはっきりと「治らない」と言われると絶望的な心境になります。
今回のような例では、症状が変化したことについて医学的には説明がつきません。
でも大切なのは症状が変化すること。
理論はなくても、説明が付かなくても、実際に変化すればいいのではないでしょうか?
当院はそのようなスタンスで施術しております。
患者さんが求めているのは良くなった原因よりも、今感じている症状が楽になることが一番だからです。
その後に、「なぜこうなったのですか?」という流れになります。
まずは原因よりも症状が楽になること。
これ大事ですよね(+_+)
首の筋肉を緩めた後は、当院がお借りしている「妙見活法」の施術で行うと、さらに声がハッキリと出て、かすれも少なくなりました。
この日はこれで終了となりました。
二回目の施術
初回来院時よりも全体的に良くなり、声のかすれたり、われたり飲み込み時のむせの回数も減り、のどの痛みは無くなっていました。
首の筋肉は緩めた時よりも少し硬くはなっていましたが、それほどではありません。
二回目は声のかすれと、ハリのある大きな声が出るような施術を目的で行いました。
あおむけのままで母音を一つずつ発していただき、一番出しやすい母音を探しました。
今回は「え」でした。
声の出やすい「え」を出したまま、妙見活法を喉へ行うと…
「えー」の声が大きくなるだけでなく、太くなりました。
「喉に施術を行う」といっても、強い刺激や無理な動作は一切ありません。
それでも症状は変わるのです。
患者さんも「声が大きく出せる!」と仰っていました。
三回目の施術
三回目の施術時には、ほとんど普通に声が出るようになっていて「ほんの少しまだ戻らない感じがある」ということでした。
今回は立ったままで施術を。
壁に背中をつけ、両手両足を広げたまま縦と横の手にして、喉元にほんの少しだけ刺激。
そのまま3、4秒…
私
「はい 声出してみてください~」
患者さん
「あーーーーー …… あっ!声がさっきよりももっと出ます!」
ちゃんちゃん♪
これで終了です。
声を出すようにする施術は時間にして、3回トータルで10分もかかっていません。
一番お伝えしたいことは、西洋医学では対応できないことも、アプローチの角度と考え方を変えるだけで身体は変化するということです。
「治らない」という思い込み
「お医者さんが『治らない』といったからもう治らないんだろう…」なんて思う前に、通院する院を変えて違う施術を受けてみることを強くオススメします。
たった一人のドクターに「治らない」と、言われただけで諦めるのは早すぎますよ。
何十人のドクターに言われたならまだしも、たった一人のドクターの診断が全てではありません。
私は常々患者さんにそうお伝えしています。
現に当院では、病院で良くならなかった患者さんが、当院の施術で楽になっているのですから。
「年のせい」ということはありません。
「年のせい…」と言って年齢のせいにするのは逃げ道
心臓が止まるまで身体は治ろうとしているのです。
その治ろうとしているのに治らないのは、何かが邪魔をしているからなのです。
「治ろうとしているのを邪魔している何か」を取り除く、スムーズにさせることが施術なのです。
私が治しているなんてことはありません。
治すのはあくまでも患者さん自身の身体です。
「自然に治るお手伝い」をすることが施術の一番の目的です。
いつまでも良くならない身体の不具合がありましたら、一度妙見活法を受けてみませんか?
手数多く、時間が長く、丁寧なマッサージだからといってよくなるわけではありません。
結果にコミットして通院するところは決めましょう。
両手を広げて当院はお待ちしております☆
きっと良い方向へのお手伝いが出来るかと思います。
「諦めたらそこで試合終了…」
本当にそうだと思います。
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皆様のご来院心よりお待ちしております(^^)/