免疫を上げるには?
カテゴリー:お勉強シリーズ
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こんにちは、伊藤です☆
12月になって、いよいよ寒くなってきましたね。
寒くなると何かしらの体の不具合を感じる方もいらっしゃるでしょう。
ということで、本日は「免疫を上げる」についての内容になります。
病気に罹らない為にも、普段から免疫力を下げないことがとても重要です。
Contents
免疫とは?
そもそも「免疫」とはどのようなものなのでしょう?
《 免疫とは、体内で発生したガン細胞や外から侵入した細菌やウイルスなどを常に監視、撃退する自己防衛システムのこと 》ということです。
簡単に言うと、「病気にならないための強さ」というとわかりやすいですね。(筋肉は関係ない…?)
免疫を上げるには?
免疫を上げるにはいろいろな方法があるとされています。
- 十分な睡眠
- 身体を温める
- バランスをとれた食事
- 適度な運動
- 笑うこと
- ストレスを溜めない
- 酸素ルーム
上記のように上げてみると、ありきたりなことだと思いませんか?
普段の生活で身体に悪いことをしている、という裏返しかもしれません。
この記事の内容を機会に、少しでも生活改善できればと思います。
さて、一つひとつ見ていきましょう。
十分な睡眠
人は寝ている間に免疫を上げていると言われており、同時に睡眠の時間帯により「消化・吸収・排せつ」も行われています。
「体調がすぐれないときは、十分な栄養をとって寝るのが良い」ということをよく聞きますが、これは私はオススメしていません。
体調が悪いということは、内臓も元気がないと考えられないということ。
そのような状態で内臓に食べ物が運ばれてきたら、内臓はツライ状態にムチ打って活動をしなければなりません。
内臓機能が消化・吸収に働きが奪われてしまうということは、運ばれてきた食べ物の消化・吸収の仕事をこなさなければいけなくなるため、免疫を上げる機能への働きは間に合わなくなってしまうのです。
では、同じ生き物である野生動物は、どのようにしているのでしょう。
野生動物が体調不良の時には、「水分、もしくは必要最小限の栄養を摂取して、動かずにじっとしている、または寝ているのです」
最大限、内臓の機能を免疫系に作用させるためなのです。
ご自宅で飼っているワンちゃんもにゃんこ先生も、体調不良の時には同じような過ごし方になっているはずでしょう。
ですが、人間はその逆のことをしているのです。
お父さんを例にしてみると…
元気になるために、といつも通りの量の食事をして、仕事の為に気合を入れねば、と栄養ドリンクを飲み、さらに内臓機能に負担をかけ、ご褒美と銘打ちアルコールを摂取する。
「体調悪いなら飲むのをやめたら?」というと「内臓の消毒だから」と訳の分からないことを言う始末。
これでは免疫が上がるわけもありません。
内蔵はてんやわんやです。
では、目安の食事量はどのくらいかというと…
体調がすぐれない時には「少ないな」と思うくらいの量にして、本当に体調が悪い時には水分と塩分を摂取して寝ることが一番です。
睡眠の話から広がってしまいましたが、是非とも試してみてください☆
空腹で眠れない、なんて方は、消化の良いおかゆなどを食べると良いでしょう。
睡眠についての関連記事はこちら。
体を温める
体温が下がると免疫が下がる、というのはあなたも体験的にご存知かと思います。
では免疫が下がる理由というのは…
「体温が下がることで、免疫を司る細胞の栄養源である酵素の作られる量が少なり、栄養源の低下により働きも弱くなります。同時に、体温低下により血管も狭くなることで血流量が少なくなるため。」ということです。
体温を高めることで血流量の低下を防ぎ、常に体中に十分な免疫細胞の循環を巡らせることで、免疫力を高めるのですね。
私はいつも冷え症…という方に、体温を上げるオススメの方法があります。
・お腹を温める
・肩甲骨の間を温める
です。
昔から東洋医学では「腸は免疫系を司っている」ということで、腸の重要性を認識していましたし、腸は血液を造るとも考えられていました。
最近では西洋医学でも研究が進み、東洋医学の考え方が尊重されるようになってきました。
血液を作り、免疫系を司る腸を温めたら、何となく身体が強くなりそうなのは私だけでしょうか?
次に肩甲骨を温める、ですが、「褐色脂肪細胞」と言われる細胞が肩甲骨の間に存在していて、その細胞の役割というのは「細胞を分解して熱を生み出す」ことなのです。
この褐色脂肪細胞は肩甲骨の間に限らず、首や鎖骨の上、肩、腎臓周辺にあります。
「首を温めると身体が暖かい」というのも納得ですよね。
朝晩のお子さんの送り迎えなどの際には、首にマフラーやスカーフを巻くだけでもかなりの温かさを感じることでしょう♪
もちろん肩甲骨の間に限らず、身体全身を温められれば良いですが、温めやすくホッカイロも貼りやすい、ということで肩甲骨の間をオススメしています。
まさかホッカイロを首や肩などの見えるところには貼りずらいですものね…。
「私は見えても気にしないっ」なんて方は、やけどにも注意して貼ってくださいネ!
バランスをとれた食事
これはもう言うまでもないですよね。
現代の食事はひと昔に比べても質の悪いものとなっています。
安くするために余計なものや成分が含まれているからです。
味はとても良いものですが、外見だけ似せて中身はオススメできないものばかりです。
ラーメンを例にしてみましょう。
一から手作りのラーメンの場合、十分な時間をかけられるため、食材本来の味がスープや麺に反映されますが、カップ麺はどうでしょう、安く・早くするためにいろいろなものが含まれています。
「カラメル色素・乳化剤・酸化防止剤・酸味料・香料などなど…」カップ麺種類によって多くの成分が含まれています。
この体に良くない人工的な成分が、解毒機能を司る肝臓に負担をかけるのです。
肝臓への負担をかけ続けていくと…
当然、免疫が下がるのも想像に難しくないかと思います。
でも、カップ麺などの即席で出来るもの、出来合いのものはおいしいですよね…
私も大好きですが、食べる回数は決めています。
お昼ご飯に、お子さん一人で楽に食べられるのも重宝している理由ですよね。。。
食べ過ぎには気をつけて上手に利用したいですね!
こちらも参考記事としてご覧ください。
→健康に気を使う人必見!健康にいい食べ物に含まれている栄養素とは?
適度な運動
運動不足の人はとても多いのではないでしょうか?
かくいう私もその一人です。
軽度・適度な運動により免疫機能が上がるのは、血流の増加がもたらす効果です。
今は学校や部活動・クラブなどが軒並み活動中止になっていますので、お子さんたちの身体も鈍っているかと思います。
お父さんお母さんの運動不足解消、とまではいきませんが、休日はお子さんと一緒になって外で遊ぶのもいかがですか?
私なら自転車や外でボール遊びをします♪
でもケガには注意ですよ~。
久しぶりに運動する方はこちらをご覧になってから、運動を始めた方が良いでしょう
笑うこと
笑うことでリラックス状態となり、血流増加の効果が期待できます。
緊張すると血管は縮こまり、血流は抑制されることになり、逆にリラックスすることにより血管は広がり、血流量の増加となります。
以前、吉本の芸人さんが「吉本でがんになる人はいない。それはいつも笑っているからだ」と言っていました。
確かに芸人さんたちは一般人のより明らかにたくさん笑っていますよね。
ですが病気になる人もたくさんいるのはやはり生活習慣の乱れなのでしょう。
日ごろの生活習慣を改めれば、一番元気な集団になるのかもしれませんよね。。。
最近お子さんと一緒に笑っていますか?
お互いコチョコチョ、なんてことでお互いの距離感を感じながら一緒に笑ってみてはいかがでしょう。
ストレスを溜めない
ストレスを感じている人はいつも緊張状態です。
緊張は血管を縮め、血流を少なくしてしまう、ということは先ほど書きました。
出来るだけあなたが、
- マッサージやお風呂などで気持ちいい
- ♪女子会でお話するのが楽しい♪
- いい香りでいい気分♪
などなど感じてリラックスすること。
そして、溜まっているストレスを何かで発散することが大切です。
真っ先に思い浮かぶのが「食べること」かと思いますが、食べ過ぎには注意です。
忙しいお母さんが一番のストレス発散となるのは、女子会でおしゃべりしながらおいしいものを食べることかもしれません♪
旦那さんがいくら頑張っても、これに勝る方法はないでしょう。
月1回でも機会が設けられるように、旦那さんに協力してほしいですね!
酸素ルーム(カプセル)
酸素ルーム(カプセル)に入ると「免疫力が上がる」という研究結果が出ています。
免疫力が上がる理由には《NK(ナチュラルキラー)細胞が増殖する》ためで、NK細胞とは人体に侵入した外敵を攻撃する能力を備え、具体的にはガン細胞やウィルス感染細胞に対して攻撃を行い、人体に不具合をもたらす状態を防ぐ役割を担ってるのです。
このような理由から、免疫力が上がり、身体の不調を招きにくいということになります。
酸素ルーム(カプセル)に入っている時間はできれば50分程度は入るようにしましょう。
なぜなら、血液内の酸素濃度が高まり始めるのは入って(気圧が完全に上昇して)から20分すぎより上昇し始めるからです。
30分程度入っても、十分な酸素濃度の上昇にはならず「入った感」を感じるだけでしょう。
まとめ
いろいろと免疫を上げるための方法をお伝えしましたが、 突然全部を始めることはストレスになってしまいますので、今から楽に始められることから実行してみましょう。
私でしたら、一番簡単にできるので「寝る」でしょうか。。。
免疫力を上げるというのは、一日行ったからといってすぐに効果の現れるものではありません。
継続することで結果もついてきます。
やはり日々の生活習慣を整えることが一番の近道かもしれません。
今、世間を騒がせているコロナウィルスですが、悪い方にだけ捉えずに、この機会に生活習慣を整えてみてはいかがですか?
お子さんは親の習慣を知らずにマネてしまいます。
まずはご両親がお子さんの為に何が出来るか、を一番に考えて生活していきたいですね。
「出来ることから」を忘れずに行ってくださいネ☆
本日もお読みいただきましてありがとうございます(^^♪