扁平足のテーピングでの治し方をご紹介!コツは【引っ張る方向】だった!
カテゴリー:脚の痛み
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運動をしたり、長時間歩くと足の裏が痛かったり、疲れたりしませんか?
もしかするとそれは扁平足かもしれません。
そんな痛みをもたらし、疲れやすい扁平足の足に貼るテーピングをこの記事ではご紹介します。
貼り方も難しくありませんので、是非とも参考にしてください。
Contents
扁平足とは?
扁平足とは、
扁平足とは、足の裏にある土踏まずが潰れ、足裏が平らになった状態です。
扁平足:公益社団法人 医師会病院
内側にある土踏まずのアーチが真っ直ぐになった状態になっていて、下からの衝撃を緩和できずに足に直接伝わるため様々な症状を出してしまいます。
扁平足について詳しくはこちらをご覧ください。
扁平足で出やすい症状
扁平足で出やすい症状には、
- 足首周辺の痛みや違和感
- 内くるぶしの痛み
- 足の裏の張り感や痛み、疲れ
- ふくらはぎがつりやすくなる
などの症状が出やすくなります。
扁平足を治すテーピングの巻き方
扁平足を治すテーピングの巻き方をご紹介します。
用意するものは伸びるテーピングです。
左:伸びるテーピング、右:ホワイトテープ(伸びないテーピング)
伸びないホワイトテープで貼っても構いませんが、伸びないために貼るときにシワができやすく、少し難易度が上がりますので、初めのうちは伸びる方のテーピングを使った方が良いでしょう。
前方向だけの陸上
競技によって足にかかる負担が違いますので、初めに前方向だけの陸上向けのテーピングをご紹介します。
1:足首の角度は90度の姿勢でつま先を立てる
2:かかとからつま先にかけて貼る(テーピングの長さは足のサイズ−5〜8センチ)
※矢印の間だけ少し引っ張って貼るとよりアーチを助けます
3:足の外側から内側に少し引っ張り、内側を上にあげるように貼る
※内側にあげることで土踏まずを作ります。
4:残り2枚も同じように貼る
5:テーピングが剥がれないように内側と外側を覆う
※引っ張らずに、ヒフに乗せるように貼りましょう
貼り方は難しくありませんが、セルフで貼るとなると姿勢のキープが難しいです。
そんな時はこのような姿勢で貼ると良いでしょう。
足が攣らないように気をつけてくださいね。
サッカーなどジャンプの多い競技
サッカーやバスケなどのジャンプ動作が多い競技には、色々な方向から耐えられるよう、少し強度が必要になります。
1:親指の付け根から踵を通り、小指の付け根まで貼る(足首の形は90度、指は反った状態で)
全体的に引っ張ったまま貼ると強度が強くなります。
貼り始めと貼り始めと終わりは伸ばさずに皮膚に乗せるように貼りましょう
1のテーピングは重ねるように2枚貼ると、さらに強度は高まります。
2:アーチを作るように外側から内側へテーピングを少し伸ばして3枚貼る
3:テーピングが剥がれないように周りを抑える
このテーピングの貼り方は緑丸で示したあたりの疲労骨折にも大変効果的な貼り方です。
是非とも試してみてください。
【番外編】足の甲の巻き方
番外編として足の甲のテープングの貼り方もご紹介します。
どのような症状に有効かというと…
- 外反母趾による痛み
- 足の裏の疲労感や痛み
などに効果的です。
1:親指の付け根、かかとよりから小指の付け根、つま先側に少し伸ばして貼る
2:親指の付け根、つま先側から小指の付け根、かかと側に少し伸ばして貼る
裏面はこのような感じです
足の甲側のテーピングの貼り方も伸びないテーピングで貼ることは可能です。
貼ってみてもう少し強度が欲しい時には、上から伸びないテーピングで貼ってみてもいいですね。
テーピングの巻くときの注意点
テーピングの巻く時の注意点も合わせてご紹介します。
注意点は主に4つあります。
- 強く巻きすぎない
- 感覚が変わっていないか
- ずっと貼りっぱなしにしていないか
- 正しい姿勢が貼れているか
上記の4つを守って貼りましょう。
強く巻きすぎていないか
強く巻くと確かに関節や筋肉の固定力は強くなります。
その一方、皮膚とテーピングの摩擦が強くなったり、血流の抑制やリンパなどの循環を妨げてしまいます。
プロに巻いてもらうとそのような心配はありませんが、セルフで巻く時には「少し弱いかな?」と感じるくらいの強さから始めてみましょう。
弱かったらその上から同じように貼ればいのです。
強かったら【一度全て剥がして】という余計な工程になってしまうためです。
経験が少ないうちは弱めで貼って、ちょうど良い強さを見つけていきましょう。
感覚が変わっていないか
テーピングを貼ってから、テーピングを貼った先、例えば手首に貼った時には手のひらや指先に
- ピリピリとしびれるような感覚
- 皮膚の色が青、または白っぽい
- 力が入らない
などの感覚の異常はありませんか?
上記以外にも、何らかの感覚の以上が見られたらそれは【テーピングの巻き方が強い】という身体からのメッセージです。
すぐにテーピングの一部をハサミで切るか、貼ったテーピングを剥がしてもう一度貼り直しましょう。
伸びないテーピングの場合、シワになって貼るとその部分だけ圧迫力は強くなります。
シワなく綺麗に貼ると、テーピングの効力も高くなり、さらに痛みの抑制や関節の安定に繋がるでしょう。
ずっと貼りっぱなしにしていないか
テーピングをずっと貼っていると、テーピングについている糊や皮膚との摩擦でかゆみや湿疹など、何かしらの感覚異常が出やすくなります。
特に肘や太ももの内側、お腹などの皮膚の弱い部分ではなおさらです。
足首や手首、そのほかふくらはぎ、太ももの前も皮膚は強いとは言えませんし、体質的にすぐにかゆみや湿疹が出る方も珍しくありません。
皮膚の弱い方は、テーピングを貼る時間はできるだけ短い方が良いでしょう。
正しい姿勢が貼れているか
テーピングのおいて、目的とする患部の姿勢はかなり重要になります。
そもそもの姿勢や関節の角度がズレているとテーピングの効果は半減以下になってしまいます。
見た目で同じように貼っていても効果がないのはそのためなのです。
シワにならないように…
動画や写真と同じように貼ろう…
という意識も大切ですが、テーピングの効果を感じられない方は一度、姿勢(関節の角度)を見直してみてはいかがでしょうか。
【まとめ】扁平足はテーピングで楽になる
結論から言いますと「扁平足はテーピングで楽になります。」
ですが、対象は限定的で、
- 疲れると足に何らかの不具合を感じる
- スポーツをハードにすると症状が出てくる
という方が対象になります。
毎日ハードに動いている方は、テーピングよりもインソールを装着した方が経済的で、テーピングによる皮膚への刺激も無くなります。
あなたはどのくらいの症状がありますか?
テーピングか、それともインソールか…
症状の頻度や強さでどちらかを選んでみてくださいね。