後脛骨筋腱炎の原因、症状とは?治療や対処法、治らない理由を解説!
カテゴリー:脚の痛み
この記事は約 13 分で読めます。
長時間の立ち姿勢やスポーツなどで内くるぶしの下や後ろに痛みが
内くるぶしに炎症が生じる後
本記事では後脛骨筋腱炎の原因や症状、治療と自分でできる対処法、
※尚、文中にご紹介している商品は、アフィリエイト広告を利用しています。
Contents
後脛骨筋腱炎とは
後脛骨筋腱炎とは、
- ウォーキング
- 長時間の立ち仕事、立ちっぱなしの姿勢
- ランニング
- スポーツ時のジャンプ動作
などにとって、内くるぶしの下側を通っている後脛骨筋腱に過剰な負
後脛骨筋腱炎は、陸上競技やバスケットボール、サッカーなどのジャンプ動作の多いスポーツを行っている人に多く見られる傾向があり
- 軽度:痛いけども運動は可能
- 重度:歩くのも痛くて普通に歩けない、または靭帯の断裂
などの症状とリスクがあり、決して放置や楽観視はできない障害でもあります。
後脛骨筋腱炎の原因
後脛骨腱筋炎の原因にはどのようなものがあるのでしょうか。
後脛骨筋とはふくらはぎから内くるぶしの後ろ、土踏まずまでを
※後脛骨筋は骨に付くために途中から腱(青色部分)に移行し、足首に付きます。
後脛骨筋腱炎の主な原因には、
があります。
それぞれの原因と症状について見ていきましょう。
扁平足についてはこちらをご覧ください。
→扁平足が疲れる理由を解説!おすすめの治し方と対処法をご紹介!
オーバーユース
後脛骨筋の機能は常に土踏まずを維持し、衝撃を吸収する働きが
またオーバーユースの他にも、
- 体重の増加
- 内くるぶしの下に負担がかかる長時間の立ち仕事
なども後脛骨筋腱炎の原因になるでしょう。
回内足(扁平足)
スポーツで同じ練習量、仕事での同じ作業をしているのに後脛骨
それには、足がもともと内側に倒れやすい回内足(扁平足)による
足首捻挫は通常、内側に捻るのが多いですが、稀に外側に捻る捻挫もあり、その後遺症で足の形が変わってしまい回内足になることもあります。
後脛骨筋腱炎の症状
後脛骨筋腱炎の症状には、
- 初期:ときどき痛みを感じる、つま先立ちで痛む、内くる
ぶしの下を押すと痛む - 進行状態:歩行時やジャンプ、ランニングをすると痛い
、つま先を下げるだけで痛む、腫れや熱感が続いている
など、段階において症状に細かな違いがあるため、自分自身でも比
ですが運動中・後だけ痛い場合には時間の経過とともに症状も軽減するため、適切な処置が遅れて長く同じ症状を抱えてしまうケースも少なくありません。
いつまでも同じ症状がある時には迷わずに先生にみてもらいましょう。
後脛骨筋腱炎の治療・対処法
後脛骨筋腱炎の治療や対処法には
になります。
それぞれ見ていきましょう。
安静とアイシング
後脛骨筋腱炎になってしまったら、安静と氷などによるアイシングが最も簡単で痛みを軽減する方法です。
後脛骨筋腱炎の安静期間は初期の段階であれば、数日~1週間程度でしょう。
後脛骨筋腱炎が続くと周りの組織との摩擦により、後脛骨筋腱の損傷や断裂を引き起
ただし、アイシングは患部に熱感や腫れがある場合に限り有効ですし、冷やし過ぎには注意してくださいね。
アイシングについてはこちらをご覧ください。
→アイシングを効果的にする方法、時間と回数、やりすぎない為の注意点
薬物療法
後脛骨筋腱炎の薬物療法では、非ステロイド系抗炎症薬が使用されま
非ステロイド系抗炎症役には、
- 軽度から中度までの症状緩和に効果的とされている
- 痛みと炎症の軽減に有効
などの特徴があります。
直接皮膚に貼る場合には、用法を守ってお使いください。
インソール
後脛骨筋腱炎の際に使用されるインソールは
- 後脛骨筋の本来の働きをサポートする
- 足裏や内くるぶしの下やまわりの組織を衝撃から守る
- 中足とかかとのまわりを補強し、足のアーチが落ちてしまうのを防ぐ
などのメリットがあります。
当院でオススメしているのは《シダス社》のインソールです。
シダス社公式HP→https://sidas.co.jp/
上記の画像のインソールはオールラウンドタイプのものになります。
サッカー用、バスケット用、ランニング用、そしてウォーキング用と種類も豊富ですので、さまざまなシーンに合わせることができます。
縦のアーチサポートはもちろん、横のアーチとかかとのクッションまで考えられて設計されていますので、後脛骨筋鍵炎の方にはピッタリです。
私も回内足ですので、インソールを入れていますが、有るのと無いのでは大違いで、痛みの出方が全く違います。
当院では後脛骨筋鍵炎や回内足の方には基本的にインソール装着を推奨しています。
足とインソールが合うと施術しなくても痛みが消えるケースも多々あり、足のつき方がとても重要だということがお分かりでしょう。
手術
後脛骨筋腱炎によって関節や足の変形が見られたり、日常生活に支障
- 腱や靱帯を移行する手術
- アキレス腱を延長する手術
- 骨に操作を加えて関節を固定する手術
- 骨切り術
などが行われるケースもあります。
後脛骨筋鍵炎で手術が行われる例は稀ですが、症状が強くなると「手術もありえる」ということを知っていただければと幸いです。
ストレッチ
後脛骨筋腱炎の対処法のストレッチには、
- 筋肉の柔軟性を
高める - 踏み切りや着地などの動作に伴う衝撃を吸収しやすくなる
- すねへの衝撃吸収を軽減する
などの効果が期待でき、痛みの改善や予防にオススメです。
後脛骨筋にオススメのストレッチをご紹介いたしますので、是非とも参考にしてみてください。
- アキレス腱伸ばしのように片足を後へ伸ばす
- 後ろへ伸ばす方向はやや内側へ
- 後ろ足のかかとを浮かさずに前足に体重を乗せる
- 気持ちよさを感じる間行う
気持ちよさを味わいながら行うと筋肉はさらに緩みます。
一日のうちに何度でも行ってみましょう。
ストレッチの方法について詳しくはこちらをご覧ください。
→間違ったストレッチをしないために、知っておくべきこととは?
テーピング
後脛骨筋腱炎へのテーピングは、後脛骨筋のサポートと足首の固定により内くるぶし下に
使用するテーピングのサイズは3.75ミリで、伸びるものをオススメします。
是非とも巻いてみてくださいね。
- 足首を90度くらいで固定
- 足の裏から内くるぶし、すねの骨に沿って貼る(写真:左)
- かかとの内側(写真:真ん中)から外側のくるぶしに向かって貼る(写真:右)
1・2は後脛骨筋のサポート、3は足首の固定になります。
サポーター
サポーターは後脛骨筋腱炎の軽度・重度にかかわらず使用されるこ
サポーターには、
- 内側縦アーチの保護
- 足首の強化と回内足の予防
が目的となります。
皮膚に痒みや肌荒れが出る場合には、テーピングよりサポーターの方が使いやすく負担も少ないでしょう。
しっかりと足首をサポートするサポーターはこちら。
後脛骨筋鍵炎だけでなく、足首の捻挫にもとても有効ですので、一つ持っていても損はないでしょう。
続いてご紹介するのは、扁平足に対してはとても効果的なサポーターです。
説明書では外くるぶし側を巻いていますが、扁平足の方が巻く方には内側から引き上げるように巻くと扁平足・回内足の症状緩和となるでしょう。
後脛骨筋腱炎が治らない理由
後脛骨筋腱炎が治らないのは、
- 適切な安静期間を設けていない
- 症状がありながらも無理な動作やスポーツを続けてしまった
- 施術・治療が遅かった
- サポーターの未装着、アイシングなどをおろそかにしてしまった
などの理由が挙げられます。
後脛骨筋腱炎は重度になると難しい手術が必要になったり、腱の断
【まとめ】後脛骨筋腱炎について
本記事では、後脛骨筋腱炎の原因や症状、原因をお伝えしてきました
後脛骨筋腱炎の原因や症状、万が一なってしまった際の対処法を早め