鎖骨骨折のリハビリメニューとは?リハビリ内容や禁忌、疑問にお答えします
カテゴリー:身体のいろいろな不調
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鎖骨骨折を生じてからのリハビリは、
ここでは鎖骨骨折後のリハビリメニューについて、
「リハビリの目的や意義とは?」について詳しくは、こちらをご覧ください。
→リハビリの目的や分野とは?意味あるものにするためのポイントを解説!
Contents
鎖骨骨折のリハビリメニューとは?
鎖骨骨折後のリハビリメニューとは、受傷直後や症状が落ち着いてき
鎖骨骨折のリハビリメニューについて、
鎖骨骨折直後
鎖骨骨折を生じた直後のリハビリは、
- 仰向け姿勢と同じ位置で肩甲骨を固定する
- 拳上と外転を90度以下に制限する
- 手首や指は通常通り使う
という状態で、身体の特定部位を第三者がサポートして動かしたり、
他動運動は、
骨折のリハビリについての関連記事はこちら。
→足首の剥離骨折で行うリハビリとは?早く治す方法と疑問にお答えします
落ち着いた時期
鎖骨骨折が落ち着いた時期のリハビリ内容は、
鎖骨骨折が落ち着いた時期から始める自動運動には、
- 肩関節を低い負荷で動かすストレッチやラジオ体操
- 日常生活で制限されていた、物を持たない肩関節の動き
- かなり低い負荷での筋力トレーニング
などが主な内容になります。
まだこの段階では骨の癒合がまだ進んでいない時期のため、痛みが出ない程度の動きにとどめておくべきでしょう。
関節可動域を広げるストレッチについてはこちら。
→間違ったストレッチをしないために、知っておくべきこととは?
固定が取れてから
鎖骨骨折の固定は症状によって個人差があるものの、3~
鎖骨骨折の固定が取れてからのリハビリは、
- 肩甲骨や胸背部をほぐすストレッチや筋力トレーニング
- 肩関節を支えながらの他動、自動運動を並行して行う
といった内容があり、
骨の癒合が完全になるまでは重いものを持ったり、強い負荷や衝撃が加わらないように気をつけて行ってください。
筋トレは健康を維持・促進します。
詳しくはこちらもご覧ください。
筋トレ
鎖骨骨折後の筋トレによるリハビリは、
- 腕をだらんとたらした状態で行う「前かがみ運動」
- 身体を揺らして肩の可動域を広げていく「振り子運動」
- 胸の前で手を組み、折れていない方の鎖骨側の腕を上げる「
腕上げ運動」
などが主な内容でしょう。
鎖骨骨折後の筋トレのリハビリは、
鎖骨骨折の後遺症についてはこちら。
→鎖骨骨折の後遺症とは?治療法や全治期間、よくある疑問にお答えします
鎖骨骨折のリハビリでの禁忌
鎖骨骨折のリハビリでの禁忌事項も見ていきましょう。
リハビリにより症状悪化のリスクがあるためきちんと理解・認識していただければと思います。
鎖骨骨折のリハビリでの禁忌は、
- 受傷直後に肩を90度以上上げる
- 進捗状況に関係なく、重いものを持つ
- 自己判断でのリハビリ
- リハビリの放棄
- 骨の癒合を判断せずに、腕を高く上げる動作を繰り返し行う
- 就寝時、骨折側に寝返りを打つ
などなどが挙げられるでしょう。
痛みがあると動かせないため、固定中に肩を動かす方はかなり少ないですが、リハビリは先生の指示以上のことをしてしまいがちです。
早く治すには、地道に焦らず進めていただければと思います。
骨の癒合を早める方法についてはこちら。
→手や足の骨折を早く治す方法は?骨の回復を早める秘訣を教えます
鎖骨骨折のリハビリ内容
ここからは鎖骨骨折のリハビリ内容について、
肩甲骨と胸を含めた運動
肩甲骨と胸を含めた運動には、左手で右腕を自身で持ちながらの「
肩が上がらないと日常生活にも大きな支障をきたすため、必ず行うとても重要なリハビリです。
始めのうちは痛みや固さで上がりづらいですが、継続して行ってくと以前のように上がるようになるでしょう。
高齢者の方は水平くらいまでを目指して行うと、ストレスなく進めていけるかと思います。
サポートありの肩関節運動
鎖骨骨折後の、サポートありの肩関節運動は、
- リハビリを受ける人は仰向けになる
- リハビリ指導者は片方の腕を両手で持ち、
支えながらゆっくりと上に上げて下ろしていく
という可動域訓練が主な内容になっています。
鎖骨骨折によって肩関節の可動域が制限されていると、腕を上に上げることができない、
サポート付きの肩関節運動は、
肩関節単独での運動
鎖骨骨折後の肩関節の単独による運動には、手にタオルを持ち、
このリハビリは腕を後ろに持っていくことで肩と鎖骨が開き、
上下運動は仕事や家事の合間にも気楽に実践でき、
生活習慣
鎖骨骨折後はリハビリ以外にも回復を促すための生活指導を受ける
鎖骨骨折後の生活習慣の指導には、
- 正しい姿勢
- 患部に負担をかけない寝姿勢
- 衣類を着脱の順番や注意点
などが主な内容になります。
また、
鎖骨骨折のリハビリについての疑問
続いては、
鎖骨骨折のリハビリはいつから始めるの?
鎖骨骨折のリハビリは受傷後固定をした状態で、患部に負担とならない動きからすぐに始めることが一般的です。
その理由には、
- 可動域制限の予防
- 骨の回復の促進
- 痛みやしびれの軽減や予防
などが挙げられます。
鎖骨骨折の手術を受けた場合は、
鎖骨骨折のリハビリ期間はいつまで?
鎖骨骨折のリハビリ期間は、
- 痛みの度合い
- 骨の癒合具合
- 関節可動域の状態
によって個人差がありますが、
スポーツ選手や高齢者では筋力回復や可動域改善のために、もう少し期間がかかるケースもあるでしょう。
【まとめ】鎖骨骨折のリハビリについて
本記事では鎖骨骨折のリハビリについて、
鎖骨骨折後は先生の指示を守った正しいリハビリを継続的に行って、症状