腕（上腕）の痛みで考えられる病気とは？原因や治療法、疑問にお答えします。

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腕（上腕）に痛みがあっても、単純な疲労や筋肉のコリの影響だと軽く考えてしまうことがあるのではないでしょうか？

腕（上腕）の痛みが長引いている場合は、さまざまな病気の可能性が否定できません。

ここでは腕（上腕）の痛みで考えられる病気や原因、治療法や痛みに関する疑問をわかりやすく解説していきたいと思います。

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→五十肩の前兆と施術、そして予防法。

院長：伊藤良太

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腕（上腕）の痛みで考えられる病気

腕（上腕）に痛みで考えられる病気の可能性には何があるのでしょうか？

ここでは腕（上腕）の痛みで考えられる病気について見ていきましょう。

骨折や疲労骨折

転倒や何かにぶつかったなどにより腕（上腕）が骨折すると、骨の連続性が断たれて強い痛みやしびれ、熱感、内出血が生るため、比較的自身でも判断しやすい疾患です。

ただ疲労骨折になると、軽微な外力の継続により起こるため、いつ疲労骨折が起きたのか分からず、そのまま生活したり、スポーツをしてしまうことも珍しくありません。

痛みだけでなく、熱感や内出血が確認できたらすぐに先生に見てもらいましょう。

骨折と疲労骨折ついてはこちらをご覧ください。

→骨折の種類について。性状や分類、原因や治療法などをお伝えします

→疲労骨折の予防法と対処法、早期の症状改善のためにできることを徹底解説！

急性動脈閉塞症

急性動脈閉塞症は、心臓にできた血栓や動脈硬化が原因で腕（上腕）への血液循環を妨げてしまい、ピリピリ・じくじくとした痛みが出やすくなります。

症状としては

• 激しい痛み
• 脈が触れない
• 腕が冷たくて蒼白
• 麻痺して動かない

などがあり、早急に血管外科を受診しましょう。

テニス肘

テニス肘は上腕骨外側上顆炎（じょうわんこつがいそくじょうかえん）と呼ばれ、テニスの動きによって起きやすいため総称として言われています。

ですが実際にはパソコンや物を掴む作業の方に多く、そして日常生活でも負担がかかり続けるため、なかなか治りにくい疾患でもあります。

テニス肘について詳しくはこちらをご覧ください。

→肘の内側・外側の痛みの原因と治療法とは？お勧めのサポーターをご紹介

多発性筋炎

多発性筋炎は、腕（上腕）の筋肉が自己免疫疾患により炎症を起こし、筋肉が破壊されて腕（上腕）を動かした際に強い痛みを生じる病気です。

難病にも指定られているため、早急に病院を受診しましょう。

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→骨化性筋炎とは？原因やメカニズム、予防法について解説します

腕（上腕）の痛みの原因

腕（上腕）に痛みが出てしまうのは、

• 骨や軟骨、腱板、肩関節のまわりに炎症が起きている
• 腕（上腕）の血流不足
• 腕の骨の突出した部分で腱の摩擦が生じている
• 加齢に伴う組織の変性
• 筋肉同士の協調運動の低下、または摩擦

などが原因です。

腕（上腕）の痛みは炎症以外にもホルモンバランスや自律神経の乱れが原因となることもあり、誰にでも起こりやすい傾向にあります。

五十肩でも腕に痛みは出るため、見過ごすと重症化するリスクもある部位の痛みと言っても良いでしょう。

関連記事はこちら。

→五十肩が接・整骨院でも変化する理由とその治療方法とは？

腕（上腕）の痛みが出る場所

腕（上腕）の痛みが出る場所はその部位によって病気や原因が異なっています。

• 腕（上腕）から肩にかけて痛みが出ている場合：肩腱板断裂、肩関節周囲炎、ロコモティブ症候群など
• 腕（上腕）の内側に痛みが出ている場合：ゴルフ肘と呼ばれる上腕骨内側上顆炎（じょうわんこつないそくじょうかえん）
• 腕（上腕）の外側に痛みが出ている場合：上腕骨外側上顆炎（じょうわんこつがいそくじょうかえん）
• 腕（上腕）の中央部分に痛みが出ている場合：筋肉痛、上腕三頭筋腱炎（じょうわんさんとうきんけんえん）

腕（上腕）の痛みは、細菌の繁殖による帯状疱疹や蜂窩織炎といった皮膚の病気が原因となることもあります。

このように挙げると決して楽観視していいことはないと判断できるでしょう。

ゴルフ肘についてはこちら。

→ゴルフ肘でサポーターを使う目的と基準を徹底解説！お勧めのサポーターとは

腕（上腕）の痛みの治療法

腕（上腕）の痛みの治療法には原因や症状により異なっています。

腕（上腕）の痛みの詳しい治療法を見ていきましょう。

腕（上腕）の骨が痛みの原因の場合

レントゲンや超音波、MRIにてしっかりと患部の状態を見極めて、固定と安静を行います

先生の指示をしっかりと守れば後遺症も残さずに治るでしょう。によって骨の修復が促されて、自然と治っていくでしょう。

骨折を早く治す方法は【固定と安静】だけではありません。

詳しくはこちらもご覧ください。

→手や足の骨折を早く治す方法は？骨の回復を早める秘訣を教えます

腕（上腕）に画像で筋肉や腱、周辺組織に異状が見つかった場合

組織の修復を促すため、投薬や注射、超音波などの物療、そのほか固定と安静を行う流れとなるでしょう。

組織の損傷による痛みのタイプでは、まずは組織の修復を促すことがとても大切です。

同時に血流を促す酸素ルームや加圧式トレーニングも行うと、より早く組織の修復を促すでしょう。

→酸素ボックスとは？仕組みや効果、さまざまな疑問にお答えします

→加圧トレーニングの効果とは？実は良いことだらけなのをご存知ですか？

腕（上腕）に画像でも異状がない場合

画像にて異状がない場合には筋肉による痛みと判断して間違いなく、しかも病院では対処のできない症状とも言えます。

薬と物療、湿布を継続しても筋肉への効果的なアプローチとは言えず、同じ症状が長引いたり、動かさないために方の動きにも支障をきたすようになるでしょう。

ですが、「筋肉に異状があるのなら、マッサージが効果的なのでは？」と思い、「時間制の癒し系施術を受ければ良い」と判断することはとても危険です。

そのような時には接骨院の先生に施術を受けることを強くお勧めします。

「なぜ筋肉系が原因の場合には接骨院を勧めるのか？」についてはこちらをご覧ください。

→五十肩が接・整骨院でも変化する理由とその治療方法とは？

腕（上腕）の痛みに関する疑問

ここでは腕（上腕）の痛みに関する疑問にお答えします。

腕（上腕）が痛いのはがん？

がんの痛みは腕（上腕）を含め、全身の骨や筋肉、内臓にまで広がり鋭い痛みが持続する傾向です。

腕（上腕）に耐えられないほどの強い痛みが出ている場合は、がんの可能性を考慮して検査や診察を受ける必要があると言えます。

痛みは身体からのメッセージですので、きちんと受け取って対処してください。

更年期の二の腕の痛みは何？

更年期に二の腕の痛みが出てしまうのは、女性ホルモンのひとつとなるエストロゲンの分泌低下が原因と言われています。

その理由は、エストロゲンには関節のスムーズな動きを助けるタンパク質・コラーゲンを作り出す働きがあるためです。

更年期によってエストロゲンの分泌が減少すると、二の腕をスムーズに動かすためのタンパク質・コラーゲンの産生が少なくなることで痛みやこわばりが出やすくなってしまいます。

【まとめ】腕（上腕）の痛みについて

本記事では腕（上腕）の痛みについて、原因や治療法を解説してきました。

腕（上腕）の痛みは後遺症のリスクがある病気が原因になっていることがあります。

腕（上腕）の痛みに気づいたら、決して楽観視や自己判断をせずに早期に治療・施術を受けるようにしましょう。

院長：伊藤良太

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