肩コリは揉んじゃダメ!その理由とは…?
カテゴリー:肩こり
この記事は約 6 分で読めます。
皆様こんにちは!仙南 白石接骨院いとう 院長の伊藤良太です。
宮城県は冬を感じさせる気温となっています。
体調を崩さぬようご自愛くださいませ☆
本日は肩こりについて書かせていただきました。
そもそも肩こりとは?
肩こり(かたこり、肩凝り)とは症候名のひとつ。
主に僧帽筋といわれる筋肉が硬くなり、肩だけでなく、首も凝ることが多い。
厚生労働省による国民生活基礎調査(2015年度)における有訴者率で男の2位、女の1位を占める症状である(男の1位、女の2位は共に腰痛、※ウィキペディア参照〕
腰痛と並んで国民となっています。
しかしなぜ国民の1位、2位を締めるほどの症状なのでしょうか?
肩コリの原因と言われるもの
1〕同じ姿勢での筋肉疲労と血行不良
主にスマホいじりや長時間パソコンに向かっていることで、首や肩周辺の筋肉に緊張が続き、肩こりの症状があらわれます。
スマホいじり、デスクワークの時の頭と首の位置関係が大きく影響します。
画面と見ていると気づかないうちに顔が前に位置していませんか?
首の上に頭があるのと、少し頭を前に倒した時の首や肩の状態を一度確かめてみてください。
筋肉がとても硬くなっているのがわかると思います。
その状態を一日何時間も保っていたら肩コリになるのも頷けるかと思います…
筋肉が凝ることで筋肉内の血管を圧迫し、血行不良を起こします。
すると新鮮な血液が行き届かず、老廃物も流れにくくなり肩こり改善にとっては悪循環を招きます。
2〕眼精疲労
パソコン、携帯電話などによる長時間にわたる目の酷使や、メガネの度が合っていないなどの慢性的な目の筋肉の緊張や疲労が、肩こりの症状を引き起こすことがあります。
3〕自律神経の乱れ、ストレスによる緊張
肉体や精神にストレスを受けると、筋肉を緊張させる交感神経の働きが活発になり、肩周辺の筋肉が緊張し、肩こりが起こります。
一時的であれば身体の自然治癒力により症状は出にくいですが、ストレス受け続けることで筋肉への過剰な緊張状態が続き、肩こりを慢性的に感じるようになります。
4〕寒さによる肩の筋肉の緊張
寒い場所や冷房の効いた部屋でずっと過ごしていると体に不自然な力が入り、筋肉が緊張します。
5〕稀に、ある疾患によって起こる肩こりであり、頚椎性、心因性、眼疾患、肩関節疾患、心肺疾患、歯や顎関節疾患、耳鼻科疾患による場合などがある。
当院にご来院の患者さんを統計的に考えると、
①姿勢の影響
②ストレスなど緊張性からくる肩こり
の方がほとんどです。
まれに疾患によって起こる肩こりの方もいらっしゃいますが、
普通の肩こりとは違う症状の出方となります。
ここで私の治療家人生を変えた経験を少し書かせていただきますね。
数年前に肩こり、五十肩と診断された50代の女性がいらっしゃいました。
整形外科による「五十肩」という診断があったのですが、
検査をしてみるとどうも五十肩に当てはまらない。
顔も土色で、食欲もなく、最近痩せてきたともいいます。
これはおかしいということで病院へ受診したところ、実際の診断は進行性の乳がんだったのです。
病院に数ヶ月通院していたにも関わらずにわからなかったようです。
病院を受診した時にはかなり進行していた状態だったようです。
「病院が診断したから間違いない!」ではなく、自分なりにも考える必要性を感じました。
病院に任せっきりで、疑う気持ちをまったく持たないのも問題なのだと感じました。
そして第6感を感じた時にも、その感覚を信じて行動する大切さを学びました。
これまで沢山の患者さんの肩の痛み、肩こり、胸の痛みでご来院いただいておりますが、
私の中で何か疑わしいことがあったときは、必ずこの時の話をさせておただいております。
その後、3人の方が乳がんと診断され、病院での早期の治療により無事寛解し、現在も元気に生活しております。
患者さんにも「《第6感》を感じたときには素直に行動してください!」
と伝えています。
自分の身体は自分にしかわからないのですから…
話を戻しますね!
肩こりによって感じる症状とは?
では肩こりの症状とはどのような症状なのでしょう?
・肩上部の局部の圧痛がある。〔進行すると圧痛点やこりを感じる部位が拡大する。〕
・「芯が凝ったような凝り」として感じられ、筋肉がこわばり、重苦しさを感じるようになる。
首~肩上部に「ズシーンとした感じ」「何かものがのっているかのような感じ」や肩甲骨と背骨の間(肩甲間部)や肩甲骨の内側の際に「鉄板が入ったような感じ」として感じる。
・重苦しさを放置すると痛みを感じるようになる。
・進行すると緊張性頭痛や顔面・上肢の関連痛が生じるようになる。
皆さん一度は経験のあることだと思います。
肩こりって本当にツライですよね!
つらい時皆さんはどう過ごしていますか?
まさか揉んではいませんよね…?
肩こりは揉んじゃいけない!その理由とは…?
先ほども書きましたが、肩こりは筋肉が硬くなった状態のことです。
「硬いなら揉めば柔らかくなるじゃん!」
えぇ、間違いはありません。笑
揉むと何が起きるか?
それは「揉み返し」です。
整・接骨院や巷のマッサージに行って、揉んでもらい気持ちは良かった。
けど次の日には痛くて首が回らなかった、ジンジン痛みを感じた、
なんて症状は完全な揉み返しです。
いってしまえば「下手」な先生に当たってしまったのですね。
最近は肩こりに対して揉む先生は少なくなってきましたが
未だに強揉みの先生がいるようですが、私はこのような施術方法はまったくお勧めしません。
何故硬い筋肉を揉んではいけないのか?
例えば、「このとんかつにするお肉を柔らかくして提供してください」
と言われたら何をしますか?
「酢につける」
まぁ間違いではないですが、今ほしい答えではありません。笑
叩きませんか?剣山のようなものでザクザク刺しませんか?
なぜこのようのことをするのかというと、
「筋繊維を壊すため」です。
人の身体に置き換えて考えてみましょう。
硬い筋肉を揉む→その時は気持ちいい♪→実は筋繊維は壊れている→炎症が起き、時間経過と共に痛みを感じ、動かすのもツライ…〔良くあるのが朝起きると痛い!〕
このような経験をしたところには行くのを止めましょう♪
実際の当院の施術方法は?
当院の施術方法は、
・揉みません!
・触れるだけで筋肉が緩みます!
・症状が強い時には患部に触りません!
なので揉み返し症状は起きません☆
当院の特徴は患部に触らず、しかも症状はその場で軽くなる、です。
遠絡療法、妙見活法にて症状が変化することを実感できるかと思います。
姿勢に関しては患者さんご自身で気をつけていただく必要もありますが、
施術により、
肋骨の位置を戻す→内臓下垂を戻す→呼吸も楽になる→筋肉に負担なく呼吸ができるようになります。
内臓下垂を戻すことで、下腹部のポッコリお腹が凹みます。
維持するには努力も必要ですよ☆
産後の方は、骨盤調整と合わせて行うことでよりウエストが締まるのを体感することでしょう!
最後に…
私の考えでは、「肩こりに治った」という定義はないと考えています。
症状を感じない、出ない間は治っているのです。
肩こりを感じないように、出ないように何をするか、が大切なことだと考えています。
きちんとセルフケア、メンテナンス、運動をしている方は、日常で感じる肩こりの程度が確実に軽くなっています。
・肩こりでお悩みの方…
・頭痛、イライラ、精神的ストレスを抱えた方はぜひ当院へどうぞ☆
・時間がない!
・セルフケアの方法がわからない!
なんて方もお待ちしております。
本日も最後までお読みいただきましてありがとうございます☆