足裏のツボが痛い理由とは?望める効果と方法、注意点を詳しく解説!
カテゴリー:身体のいろいろな不調
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リラクゼーションが目的で足裏ツボのセルフケアをしていたり、接・整骨院でマッサージを受けている時、足裏に強い痛みを感じてびっくりしてしまった経験はありませんか?
足裏に細かく存在しているツボは、その痛みのレベルで身体の健康状態がわかると言われています。
こちらの記事では、足裏のツボが痛い理由と望める効果と方法、注意点を詳しく解説していきます。
Contents
足裏のツボが痛い理由
足裏のつぼが痛い理由には何が考えられるのでしょうか?
そこまでの力を入れなくても、押すだけで足裏のツボに強い痛みを感じると思わずびっくりすることでしょう。
健康状態のバロメーターともなる足裏のツボが痛い理由について、考えられる原因をまとめてみました。
あなたはどれに当てはまるでしょうか?
足裏のツボに身体の反応が出る
足裏のツボは、身体の反応がダイレクトに出る部位と東洋医学では言われています。
足裏のツボが反応しやすい部分には器官や臓器があり、この部位に何らかの不調が生じているとツボによって不調が刺激され、強い痛みを感じることがあるのです。
「全部痛い場合は…?」と不安になる方もいらっしゃるかと思いますが、しっかりケアすれば大丈夫ですのでご安心ください。
老廃物が溜まりやすい
足裏は重力により、身体全体の老廃物が下に溜まりやすい部分となっています。
足裏に老廃物が溜まっていると、筋肉が硬くなり、さらに血管が圧迫されて血液が流れにくくなるため老廃物が固まってコリになるのです。
そのような状態の時には、ちょっとツボを押すだけでも強い痛みを感じることがあるでしょう。
疲労が溜まりやすい
足の裏の筋肉は日々の生活の中で歩いたり、踏ん張ったりと酷使することが多いため、疲労を蓄積しやすいところです。
足裏の筋肉が疲れていると、ツボ押しの刺激に過剰に反応してしまい、ときに激痛を伴うことも少なくはありません。
また少しの力で足裏のツボを刺激しても痛みが強い場合は、筋肉疲労でかなりの凝りになっている可能性があります。
足裏ツボが痛い理由は「身体の不調のサイン」
足裏ツボが痛い理由は「身体の不調のサイン」と認識しておきましょう。
なぜなら足裏のツボは、身体の不調や不具合と密接な関係があるからです。
足裏には、全身の臓器・器官の反射区が集まっているため、正しいツボ押しをすることでダメージを受けた機能を回復させ、全身の不調の改善・予防につながるとも考えられています。
ただし、強く押せば良いということではありません。
押し方については後ほどご紹介します。
足裏のツボを押して望める効果
足裏のツボを押して望める効果にはどのようなものがあるのでしょう。
足裏のツボは正しい方法で刺激すると、次のような効果が期待できますので一緒に見ていきましょう。
身体の不調改善
足裏のツボ押しは、全身の器官・臓器にダイレクトに刺激を伝えることができ、刺激によってコリをほぐしたり、血行を促進することができるため、不調のある部位の機能を高めて身体のコンディションを整えます。
血行促進
足裏には細かに血管が張り巡らされているため、ツボ押しを行うと筋肉が刺激を受け、その刺激が筋肉を緩めるために血流の流れが良くなり、血液のめぐりが改善します。
足裏のツボ押しによって血液のめぐりが良くなると、特に女性に多い冷えやむくみ、身体全体のどんよりした状態もリセットできるでしょう。
リラックス
足裏にはリラクゼーションに深く関わっている、自律神経の副交感神経を整えて優位に立たせる反射区というツボが存在しています。
足裏のツボを刺激すると、足全体の血流が良くなり、徐々にほんのりとした温かみを感じるため、疲労やストレスの癒しにもなるのです。
老廃物の除去
足裏は身体の部位の中でも、もっとも老廃物が溜まりやすい場所と言われています。
足裏のツボを刺激すると、代謝の促進によって蓄積された老廃物が除去・排出されやすくなり、足の軽さだけでなく身体全体の軽さを感じることができるでしょう。
症状・部位別、足裏ツボの対応場所
続いては、症状・部位別、足裏ツボの対応場所をご紹介していきますので、セルフで足裏のツボを刺激する際の参考にしてくださいね。
腰の不調
ストレスや疲労が原因の腰の不調には、足の指5本を内側に折り曲げた際に出るくぼみの湧泉(ゆうせん)を親指に当て、両手でタオルを絞るような感覚でマッサージをすると効果的です。
胃の不調
胃の不調に効果的な足裏のツボは、土踏まず一帯を上に向けて押し流すように刺激すると、胃もたれや吐き気などの不調を緩和できると言われています。
肝臓の不調
肝臓のツボは右足だけに存在すると言われ、足の裏の小指・薬指の間の延長線上をたどった時に見えるくぼみがそのツボになります。
この部位に親指をしっかりと密着させ、強く押しあててすぐに離す刺激を繰り返してみましょう。
腎臓の不調
腎臓の不調が気になる際は、指を覗いた足裏の真ん中に位置するツボを刺激してみましょう。
腎臓は身体の解毒をする働きがあるので、このツボを3秒押して離す刺激を繰り返すと、解毒や老廃物除去、排出の機能が向上しやすくなります。
生理・生理不順
生理による心身の不調や生理不順などのトラブルには、かかとの中央に位置している「失眠」というツボ押しが効果的です。
失眠の刺激は、生理によるイライラや身体の重さを緩和し、血液の流れを良くすることで生理痛の予防や改善に役立ちます。
便秘
便秘による腸内環境の乱れやポッコリお腹が気になる場合は、足裏の真ん中からかかとの上までに位置している大腸ゾーンを繰り返しもみほぐすことがおすすめです。
大腸ゾーンは、足の上から横、下から左の順でもみほぐすと、大腸の働きが活性化し、便秘やポッコリお腹の解消・予防に役立ちます。
足裏ツボを自分で押す方法
足裏ツボを自分で押す方法は、
- 親指の腹を使う
- 息をゆっくり吐きながら押す
- 「痛い気持ちいい」と感じる程度の強さで押す
- 1部位3~5秒程度を目安に押す
ことがポイントです。
足裏のツボを押した際に、コリがある・固いと感じたら、老廃物が溜まっていたり、足裏の筋肉が過度に疲労している可能性もあるため、ほぐれるまでツボ押しを続けてみてください。
足裏ツボを押すときの注意点
足裏を自分で押すときの注意点も知っておきましょう。
シチュエーション別の注意点を合わせてご紹介いたします。
食後すぐのとき
食後すぐのタイミングは、食べたものを消化するための消化器に血液が集まっている状態です。
このタイミングで足裏ツボを刺激すると、血行促進によって消化器官の血液量が減少しやすくなります。
消化器官の正常な働きを阻害しないためにも、食後すぐでの足裏ツボは控え、食後30分が経ったタイミングで行うようにしましょう。
食後に動くと脇腹が痛くなるのも血液が消化器官に集まり、そのほかに回る血液が不足したために出る症状のひとつです。
飲酒後
飲酒後に足裏ツボの刺激をしてしまうと、体内のアルコールが血流にのって素早く循環し、酔いがまわりやすくなる傾向にあります。
そのため飲酒後すぐには足裏のツボを刺激せず、アルコールが抜けた状態で行うのが理想的です。
妊娠中
妊娠中はいつもよりも心身ともに敏感な状態になっているため、妊娠の経過を知る産婦人科医へ相談をしましょう。
妊娠中の足裏ツボの刺激は、緩和したいと思っている不調が逆に悪化するリスクもあるため、決して自己判断をせずに医師のアドバイスに従うことがお勧めです。
ケガがあるとき
足にケガをしている時に足裏ツボを刺激すると、患部やそのまわりに過剰な刺激がかかり、痛みが増す場合も。
足にケガがある時は安静を第一に優先し、完治した後でツボ押しを行うようにしましょう。
足裏つぼを押して全部痛い理由
足裏ツボを押して全部が痛い理由には、筋肉の疲労や心身の不調の他にも、足裏にある腱膜の炎症や自分自身では気付いていないケガをしている可能性が考えられます。
足裏のツボは、痛い部分と押してもそこまでの痛みを感じない部分の両方があることが一般的ですので、全体的に痛い場合には何かしらの不調がある可能性も否定できません。
身体について何か不安なことがあった場合には、医師に診てもらいましょう。
【まとめ】足裏ツボを押してゴリゴリを無くそう
足裏ツボへの刺激は仕事や家事の合間にでき、しかもツボ押しで心身の不調のサインがわかる気楽な健康ケアです。
足裏のツボを押して痛みを感じた部分からわかる不調のサインを見逃さず、規則正しい生活と適度な運動で健康的な心身を取り戻してくださいね。