敷布団・マットレスで腰痛は解消!オススメ寝具の選び方と腰痛の解消法をご紹介!
カテゴリー:腰の痛み
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朝、腰の痛みで目覚めることはありませんか?
もしくは起きる時に腰痛はありませんか?
朝に感じる腰痛の原因は敷布団・マットレスの可能性が高いです。
事実、敷布団・マットレスを変えただけで翌日から腰痛が消えた例が多くあるからです。
そのような例が多くあるので、腰痛持ちさんは身体に合った敷布団・マットレスをきちんと選ぶべきです。。
「マットレスで腰痛は解消!オススメ寝具の選び方と腰痛の解消法をご紹介!」を読んでいただき、知識を深めていただければと思います。
※尚、文中にご紹介している商品は、アフィリエイト広告を利用しています。
Contents
敷布団・マットレスが腰痛を招く原因
まずは敷布団・マットレスと身体の関係をみていきましょう。
睡眠をとる時、身体は必ず横になっています。
人の体は脊柱(せきちゅう)という背骨があり身体の芯を支えているのですが、この身体の中心である背骨が寝ている間ずっと曲がっていたとしたらどうなるでしょうか?
寝ている間、背骨が曲がっているとなると腰痛になるのが多いです。
その様子を立っているときと比べてみましょう。
もし腰が沈んで寝ているとすると、猫背の状態で寝ている状態と一緒ということです。
敷布団・マットレスと腰痛の関係は、この脊柱が寝ている時にどのような状態で保たれているかで症状の有無が左右されるのです。
腰痛と敷布団・マットレス、そして身体の関係
では敷布団・マットレスと身体の中心である脊柱がどのようになっていれば腰痛は防げるのでしょうか。
答えは簡単ですが、実際に行うとなると簡単ではありません。
良い姿勢での寝方というのは脊柱が真っ直ぐに保たれた状態が一番体に良い姿勢となります。
背骨は写真のように生理的湾曲(わんきょく)といって、首から骨盤まで緩やかに曲がっているのです。
この緩やかに曲がっている背骨の状態を寝ている時にも維持すると身体への負担が軽減されるのです。
寝ている時の各部位にかかる体重の比率はこのようになっています
- 頭部:8%
- 背中:33%
- 腰やお尻:44%
- 脚:15%
腰やお尻についで背中に荷重がかかっているのです。
腰やお尻、背中には、寝ている時に身体全体の約77%の荷重がかかり続けているのですから、寝方が良くないと腰や背中が痛くなるのも頷けるかと思います。
生理的湾曲を保ちつつ一極集中を避けることで腰やお尻、背中にかかる負担を軽減すると腰痛は限りなく少なくなるということです。
腰痛持ちが選ぶニトリの布団
インテリア小売業大手のニトリでは、腰痛持ちさんに人気の布団は何があるのでしょうか。
調べてみると、【点で支える体圧分散 敷布団 シングル】が選ばれていました。
特徴は、
- 点で体重を支え、耐圧を分散
- 厚みも7センチとフローリングにも対応
点で支えるため、体重が分散して一箇所に血流が圧迫されにくく腰痛には効果的ということです。
厚みもあり、フローリングにも対応していて、三つ折りに収納可能なので幅広い年代にも対応できる商品ですね。
口コミも見てみると
- 買って正解!
という意見もあれば、
- 固すぎた
と感じる方もいました。
各人各様の体格差や寝姿勢、睡眠時間や室内環境などそれぞれの違いがあるために、全ての人に合う商品は存在しないのも仕方ありません。
口コミはこちら→https://review.rakuten.co.jp/item/1/210615_10214965/1.1/
腰痛持ちが選ぶ東京西川の布団
続いて創業450年の伝統ある布団メーカー「東京西川」では【東京西川 エアー01マットレスBASIC】が人気となっています。
特徴は
- 点で体重を支えて体圧の分散
- 自然な寝姿勢をキープ
- 汗や発汗の拡散
となっています。
エアーシリーズは一般向けからスポーツ選手向けがあり、マットレスの硬さも《ソフト・ハード》が選べます。
そして、東京西川のHPではソフトとハードを選ぶ目安を決めてくれるので、迷う方は入力して教えてもらうと良いでしょう。
評価は平均4、94となっています。
口コミも
- 腰が楽になった!
- 寝返りが楽
- 朝起きるときに身体が軽い
という評判と、
- へたるのが早い
- 腰痛がひどくなった
というものもごくごく一部にありました。
東京西川 エアー01マットレスBASICの口コミはこちら→https://review.rakuten.co.jp/item/1/306558_10000061/1.1/
腰痛に良い敷布団・マットレスを選ぶ4つの基準
腰痛に良い敷布団・マットレスは下記の5つの基準で選んでみてください。
少し固めの敷布団・マットレスを選ぶ
敷布団・マットレスを選ぶ際にはあなたの感覚で「少し固いかな?」と感じるくらいのものが良いでしょう。
なぜなら、人は自分の筋肉と同じ固さの敷布団・マットレスを選ぶと言われています。
普段から運動不足の人が多い現代人です。
筋肉量もない人が同じ筋肉の固さのものを選ぶと柔らかめのものを選んでしまう傾向にあります。
柔らかいものを選んでしまうと身体は沈み込み、腰への負担も…
となってしまうので、感覚では少し固めのものを選びましょう!
固めの布団は脊柱の生理的湾曲も支えてくれています。
質の良い製品を選ぶ
何年も使う敷布団・マットレスですので質の良いものを選びましょう。
質とは「買った時と同じ状態が長く続くもの」です。
決して高いものを指すわけではなく、この場合にはヘタリにくい敷布団・マットレスになります。
いくら高級で良い製品でもすぐにヘタってしまうのもは柔らかい敷布団・マットレスに寝ることと一緒になります。
たとえ高反発のものを購入してもすぐに下手ってしまうのではその製品は高反発ではありません。
長期的な目線で選びましょう!
寝姿勢をしっかり保てる構造の敷布団・マットレスを選ぶ
本来、敷布団・マットレスというのは腰の部分を膨らませて作られているのですが、大量生産されているものは全てフラットに作られているため腰が沈み込みやすい作りになっています。
理想の寝姿勢をキープしてくれる敷布団・マットレスを選ぶ際には、横から見て真ん中の部分が少し膨らんでるものを選びましょう。
昔の布団職人の人は腰が一番重いことを知っていて、「中高式」という製法で作られていたということです。
保温力のある敷布団・マットレスを選ぶ
筋肉は冷えると熱を作るために緊張をします。
筋肉が緊張状態でいることは腰痛を引き起こすことに直結しますので、寒さを感じながらの睡眠は腰痛の大敵といえるでしょう。
同時に身体が冷えないことで免疫力も上がり、風邪もひきにくいというメリットもあります。
ムレない敷布団・マットレスを選ぶ
寝るときの環境で「寝床内気候」という言葉があり、「寝床内気候とは寝ている人と布団との間にできる温度と湿度」のことをいいます。
就寝中は代謝が低下するため少し体温より高めの32〜34℃、湿度50±10%が理想といわれています。
ついでに室内環境の理想はといいますと…
寝具や寝衣の機能性によっても変わりますが室内を26℃、湿度を50〜60%が理想的といわれています。
腰痛持ちがフローリングで布団を使うとき
腰痛持ちがフローリングで直に敷布団・マットレスを使うときには、少し厚い商品のものを選ばないといけませんので注意が必要です。
「厚いけれども固め」を目安に選ぶと良いでしょう。
こちらを参考にしてみてくださいね!
フローリング敷布団の人気おすすめランキング15選【2020年最新版】
布団による腰痛はタオルを使った予防と解消
さて、布団だけでなく自宅でできる腰痛対策もご紹介します。
簡単ですので試してみてくださいね。
お腹にタオルを巻いて寝る
腰が痛いから腰をサポートするのではなく、腰への負担を減らすためにお腹にタオル、またはさらしを巻くと楽になります。
寝返りも楽に出来、寝ている時に限らず普段の腰へのサポートとしても大変効果的です。
ぎっくり腰の時に巻くとびっくりするほど楽になりますよ。
さらしがない時には薄いタオルを2周ほど巻きましょう。
腰を温めてストレッチ
腰の筋肉が硬いと腰痛が出ることはわかっていますので、できるだけ腰周辺の筋肉を温めて緩めると腰痛は出にくくなります。
シャワーではなく、お風呂に入ってから寝た方が腰への負担も軽減されます。
お風呂上がりの筋肉は柔らかくなっていますので、ストレッチでさらに緩めて負担軽減を目指しましょう。
クッションやタオルを使う
仰向けの時は膝の下にクッションやタオルで腰への負担を軽減し、横向きの時には抱き枕などで股関節や膝をまげて腰への負担軽減となります。
同じ姿勢で寝続けることはありませんが、少しでも身体への負担を軽減するためにもおススメする方法です。
腰痛の方の敷布団・マットレスの特徴
寝る、起きる動作の時に腰痛を感じる方は下記のどれかに当てはまっているかと思いますので確認してみてください。
固い、薄すぎる敷布団・マットレス
薄すぎる敷布団・マットレスは体重が腰や背中に集中してしまい、筋肉の緊張により腰痛の原因になります。
体重が集中するということは反り腰も助長してしまい、寝返りもしにくく、尾てい骨や腰、背中の痛みをかばうために筋肉が緊張し続けて腰痛を発症します。
柔らかい、分厚すぎる敷布団・マットレス
柔らかすぎる敷布団・マットレスは沈む身体を支えるために腰に余計な負担がかかったり、寝返りときにも効率の悪い寝返りになるため必要のない力を要することになります。
一見包まれているようで気持ちいいという感覚にはなりますが、長期的な目線で考えるとおススメはできません。
腰痛にならないための姿勢別、睡眠時の注意点
睡眠時は気づくといつも同じような姿勢で寝ているかと思います。
寝る姿勢によって身体にかかる負担は変わり、必ず寝返りもしますし、寝返りのたびに敷布団やマットレスを変えるわけにはいきません。
ご自身の寝るときの姿勢における注意点をお伝えします。
仰向け寝の人
仰向けで寝る方は敷布団・マットレスにお尻が沈み込んで腰が反らないようにしなければいけません。
腰の反りが強くなりすぎないよう低めの枕や少し膝をまげて寝るように膝下にクッションやタオルなどを入れるのも良いでしょう。
固い敷布団・マットレスでは腰への負担が大きく、腰痛になりやすくなります。
横向き寝の人
横向きで寝るときは、両膝を曲げたりすることで腰への負担を調整できます。
ですが骨盤が潰されやすいので一点荷重になりやすいのがデメリットです。
足が重ならないと骨盤への荷重の集中が避けられますので、両足が重ならないように抱き枕やクッションなどの工夫が必要となります。
固すぎる敷布団・マットレスは横向きには適していませんので注意が必要です。
うつ伏せ寝の人
うつ伏せ寝の人は腰が反るために一番良くない寝方です。
そして、うつ伏せになると首の曲がる範囲を超えた状態での寝方になるためおススメしません。
大人の方は首への影響もあってか、次第にうつ伏せになることはなくなっていきます。
久しぶりにうつ伏せで目覚めたら寝違えてた…ということも起きやすいのでできるだけうつ伏せでは寝ないようにしましょう。
あえて、勧めるなら顔が少し沈みやすい柔らかめの敷布団・マットレスになります。
柔らかいものを勧めるのは、あくまでもうつ伏せ寝の方向けですのであしからず…
腰痛に良い敷布団・マットレスがもたらす相乗効果
腰痛だけでなく、敷布団・マットレスが身体に合うと睡眠の質も向上します。
短時間睡眠でも朝元気
人は肝臓で血液内の物質を分解して筋肉が回復しています。
この肝臓の機能はたとえ睡眠をしなくても身体が横になっているだけで分解機能は働くのです。
睡眠のみならず、ただ横になっているだけでもというのが素晴らしい身体の機能ですよね。
同時に仰向け姿勢でいるともっとも働きが良いとされていますので、仰向け姿勢で長くいられるということは身体の回復機能が質よく働くことになり朝の目覚めも良くなるのです。
なぜ仰向けになると分解機能が高まるかというと、肺への圧迫がなく酸素を十分に含んだ血液が身体中に回るので疲れも取れやすい、ということなのです。
起きたとき頭がスッキリ
深い睡眠に入れるのは仰向けがもっとも適しているのです。
そして睡眠の質にはレム睡眠・ノンレム睡眠があります。ノンレム睡眠がもっとも深い睡眠となり、身体の疲れが取れる睡眠なのです。
そのノンレム睡眠で深い眠りの質になれるのが仰向けがもっとも適しているということなのです。
うつ伏せよりも横向き、横向きよりも仰向けの姿勢が理想的です。
免疫がアップ
睡眠の質が良くなるのですから、身体の免疫アップ、若返りホルモン分泌も同時に起きるのです。
睡眠は人生の約3割といわれています。
腰痛対策で始めた敷布団・マットレス選びもついには睡眠の質までも影響を与えているのです。
されど敷布団・マットレス選びですが、腰痛も良くなって睡眠の質までも変わって健康的な毎日になれるといいですね!
腰痛による敷布団・マットレス選びは人生にも影響を与える
いかがでしょうか。
最後の方は人生さえも変えるという流れにもなってしまいました。
睡眠は毎日のことです。
毎日腰痛を感じているのは精神的苦痛ですし、その精神的苦痛が無くなったら人生嬉しくないですか?
もし今、寝ているときに腰痛を感じているようなら、今すぐ体に合う敷布団・マットレスを選びにいきましょう。