へバーデン結節は防げない…でも、症状を最小限にする方法をご紹介!
カテゴリー:指の痛み
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40代以降で第一関節に痛みや腫れ、または水ぶくれのようなものがあるはヘバーデン結節の疑いがあります。
「へバーデン結節は防げない…でも、症状を最小限にする方法をご紹介!」にて知識を深めていただき、出来るだけ早急な対応と行動をしましょう。
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Contents
へバーデン結節とは?
指の第1関節(DIP関節)が変形し曲がってしまう原因不明の疾患です。第1関節の背側の中央の伸筋腱付着部を挟んで2つのコブ(結節)ができるのが特徴
発症する方の傾向として手先を使用する細かい作業を行う方や40代以降の女性です。
家系にヘバーデン結節の方がいると遺伝的に発症する可能性もあり、指先に何かしらの違和感を感じる方は早期の診断を受けた方が良いでしょう。
一度発症すると指が変形し、痛みを伴うので日常生活に支障をきたしてしまいます。
へバーデン結節でやってはいけないこと
ヘバーデン結節の疑いがある方が、やってはいけないことは以下の3つになります。
- 強く揉むこと
- 痛みを感じるほど曲げること
- 冷やすこと
どうしても指先に痛みや違和感があると、気になって触ったり動かしたりしてしまいがちですが、基本的には動かさずに安静が大切です。
原因は明確に解明されていないながらも原因として考えられているのが、指先の血行不良です。
細部まで伸びる毛細血管の血行が悪くなると、指先に老廃物が溜まりやすくなります。
血行が悪い状態で指先を無理に動かしてしまうと指先の筋肉や関節が損傷してしまい、余計に動きが悪くなるのです。
また、痛みがあるからといって冷やしてしまうと、血管が収縮してしまい症状が悪化する原因にもなりかねません。
自己判断は危険ですので、医療機関で適切な判断を仰ぎましょう。
へバーデン結節を治すには?
ではヘバーデン結節を治すにはどうすれば良いでしょうか。
軽い症状であれば血行を良くすることで、症状が改善する可能性があります。
血行をよくする方法は
- 長時間同じ姿勢でいない
- 軽い運動を行う
- お風呂に浸かる
となります。
血行を良くすることで、指先に溜まった老廃物の排出を促す効果が見込めます。
体が冷えたり、寒い中長時間同じ姿勢でいることは日頃から気をつけましょう。
ですが、炎症が強き良きには患部を温めると痛みが強くなる場合もありますので、そのような時には少し氷で冷やすもの一つの方法です。
対処法は人それぞれの状態にあったものを選んで症状の軽減をしていきましょう。
へバーデン結節の初期は水ぶくれに注意?
粘液嚢腫(ねんえきのうしゅ)といって、水ぶくれが初期症状として現れる方が多い傾向にあります。
初期では水ぶくれのように柔らかく、そこまで関節の動きを圧迫するほどではないのですが、そのまま放置しておくと段々と嚢腫が硬くなっていき、症状が進行してしまいます。
早期の症状改善のために医療機関での治療・施術を受けましょう。
へバーデン結節の治療にはロキソニンテープ?
ヘバーデン結節で病院に行くとロキソニンテープが処方されますが、ロキソニンは炎症を抑える効果があるものの、症状の根本的な解決には残念ながらなりません。
その他、痛み止めなども処方されますが痛みは軽減しても根本的なアプローチにはなっていませんので、指に負担をかける作業は出来るだけ避けましょう。
テーピングで指先を固定して安静にすると楽になりますが、固定しすぎることも血行不良のリスクがあり、出来るだけ指を使わない方が症状軽減にはオススメです。
へバーデン結節は難病指定ではない
ヘバーデン結節は難病ではなく、300万人も患者さんがいると想定されている病気です。
「一度発症したら完治することはないのでは?」と不安になるかもしれませんが、発症する方も多く治療法や完治症例も多いので、しっかりと治療・施術を続ければ症状は改善していきます。
ですが指の変形は戻りませんので、出来るだけ軽度の変形と痛みで抑えておくためにも血行不良改善などの対策を行いましょう。
へバーデン結節とコーヒー、ハトムギの関係
ヘバーデン結節を発症する原因は明確には解明されていませんが、お伝えしました通り発症する方の傾向としては指先を多く使う40代以降の女性です。
さらに共通の特徴としてコーヒーが好きで1日に何杯も飲む方が多い傾向にあり、コーヒーに含まれているカフェインには利尿作用があります。
コーヒに含まれるカフェインの利尿作用により脱水症状になってしまい、指先まで血液が行き届かなくなり老廃物が蓄積されてしまう、というのも原因の一つと考えられています。
ヘバーデン結節の原因の全てがコーヒーではありませんが、「少なからずの原因」と考えられているのです。
次に、ヘバーデン結節の症状を緩和する役割があるとされているのがハトムギです。
ハトムギは漢方薬のひとつで、「消化器系を健全にしたり、痺れ系の疾患を改善させたり、膿を排出する作用がある」と言われています。
結果的にこの作用が関節の痛みや炎症を抑えることに繋がり、ヘバーデン結節の方の症状が緩和されるのでしょう。
ハトムギ茶やハトムギのサプリメントも試してみると良いですね。
こちらのサプリは1日に一度摂るだけで手軽ですし、同時にお肌のケアもできるのでオススメです。
粉末タイプで飲むものに溶かすものはこちらが多くハトムギ成分が含まれているのでオススメです。
コーヒーではなく、お茶に溶かして飲みましょう。
へバーデン結節にエクオールは有効?
ヘバーデン結節の症状は40代以降の女性に多く発症することから、女性ホルモンが関係しているとも言われています。
女性ホルモンは一般的に40代から50代にかけて急激に分泌が減少していき、55歳頃になるとほぼ分泌されなくなりますので、女性ホルモンを増やすと症状の進行を遅らせたり、改善できる可能性があると考えられます。
そこでエクオールという大豆イソフラボンが代謝した際に発生する成分が有効なのです。
エクオールは女性ホルモンと非常に良く似た分子構造をしており、エストロゲンの代わりとして期待されています。
大豆食品を食べても日本人の2人に1人しか体内でエクオールを生成できないと言われていますので、直接サプリメントで摂取する方法が良い効率も良く手軽に摂取できるでしょう。
へバーデン結節に効果的なマッサージとテーピングの貼り方
へバーデン結節に効果的なマッサージとテーピングの貼り方をご紹介します。
まずはマッサージから。
手を広げると手の甲に筋が見えますでしょうか?
その筋の間(写真緑線)を親指、または人差し指で押してみましょう。
痛いところや硬いところがあるかと思います。
その押している箇所を押したまま指を曲げ伸ばししてみてください。
すると先ほどよりも動きが軽くなり、痛みも軽減されているでしょう。
次はテーピングの貼り方です。
テーピングを細く切ってこのように貼るだけでも固定と症状軽減となりますので是非とも行ってみてください。
強く貼ると血行構不良になりますので、注意しましょう。
へバーデン結節になってしまったら
もしヘバーデン結節になってしまったら、まずは医療機関で先生にみてもらいましょう。
自己判断で「これはヘバーデン結節だ」と判断してもリウマチによる変形であったり、全く別の病気が原因の可能性も十分あります。
自分で症状を改善しようとは思わずに、先生より処置と治療・施術を受けましょう。