むちうちの症状を大きく左右する要因とは!?
カテゴリー:首の痛み
この記事は約 5 分で読めます。
皆様こんにちは! 仙南 白石接骨院いとう 院長の伊藤良太です☆
本日は「むちうち」について書かせていただきますネ!
Contents
むちうちって何!?
むちうちとは、
正式名称は「外傷性頭部症候群」といいます。
今回はその中の一つの「頸部捻挫」について詳しく書かせていただきます。
むちうちとはいわば俗称となります。
〔肉離れも俗称であり、正式名称は「筋挫傷」といいます〕
特徴的な症状は、
・首、肩、背中の痛み、動きの制限
・耳鳴り
・頭痛
・めまいやはきけ
・食欲不振 などの不定愁訴
医学的には明確に認められているものは少ないのが事実です。
関連性が証明されていない、ということです。
むちうち〔頸部捻挫〕と安易に判断しないほうが良い理由
受傷後すぐに病院にて診察を受けることでしょう。
ですがその時だけの症状でむちうち〔頚椎捻挫〕と
見誤ってしまうと下記の症状が隠れている場合があります。
・バレリュー症候群
多彩な自律神経失調症の様な症状が特徴的です。
頸部の自律神経機能障害という意味で理解すると良さそうです。
・神経根症状
脊髄まで損傷してしまうことで、マヒや知覚障害、歩行障害を併発してしまうこともあります。
非常に危険な症状です。
・脳脊髄液減少症
・非常に珍しいケースですが、事故の衝撃により脳髄液が漏れ出して、様々な症状を併発してしまう症状です。
上記の症状は、受傷後すぐに出てくるわけではないので経過観察が必要となります。
むちうちって何故起こるの?
簡単に説明しますと、
「事故などによって体が受けた衝撃を、人間本来が持っている反射機構が対応出来ないために
体にかかる衝撃を回避できず筋肉や周りの組織にダメージ〔著しい防御反応も〕を与えてしまうため」です。
簡単ではなかったですね笑
長くなりますが解説してみますね☆
人間には体を守る反射機能が備わっています。
例〕
・熱いものを触ると瞬間的に手を引っ込める動作
・目の前に不意にものが飛んできた時に目をつぶる
・危険を感じたとき全身の筋肉を硬くして身を守ろうとする などです。
反射のスピードはある程度決まっていて、反応できる反射のスピードより早く体に危険が及ぶと
目をつぶったり、筋肉を硬くして防御をすることが出来ません。
ということは、体は防御力が著しく落ちた状態で衝撃を受けてしまうことになります。
するとどうなるでしょう。
・筋肉が伸ばされて切れてしまったり、筋肉のとても強い防御反応が残ってしまう
・神経も同時に伸ばされて切れてしまう
・首の防御反応が機能しないために頭が大きく揺さぶられ、脳が大きく揺れてしまいます
→不定愁訴などの何らかの症状を招きやすくなります。
怖いですね。。。
当院では事故で負傷した場合は問診の際に必ず伺うことがあります。
「車が来ると予想できましたか? それとも不意打ちでしたか?」と。
これがむちうち〔頸部捻挫〕症状の程度を大きく左右します。
車が来るとわかっていることで
体の反射機能が作動し、一瞬ですが体を丸めたりして衝撃に対して身を守ることが出来ます。
ですが、
時速10キロの衝撃でも、後方より不意打ちで追突された場合は首に大きな痛みや動きの制限を招きます。
それだけ一瞬だけですが反射機能は体を守っています。
むちうち症状の程度を決めるのは
・不意打ちか、それとも危険を察知できたか
が大きく左右しそうです。
むちうち〔頸部捻挫〕症状の対策方法は?
・安静
筋肉や周りの組織が損傷している場合があります。
炎症症状がある程度おさまるまではカラーなどを巻いて安静に努めましょう!
・痛みがどうしてもつらい時は薬にて対処しましょう!
痛みで仕事が出来ない!
生活に支障が出てしまう!
こんな時こそ薬の出番です。
上手に使えば薬はとても素晴らしいものではあります。
しかし、だらだらと飲み続けるのは避けましょう。
痛み止めは決して体を治すためのものではありません。
このとき無理なストレッチやマッサージ、電気はお勧めしません。
翌日は更に首が動かなくなり、痛みが強くことでしょう。
白石接骨院いとうでの施術では何をするの?
当院では筋肉の防御反応をとることを第一に施術します。
①動かすと痛い
↓
②筋肉の伸び縮みがなく硬いまま
↓
③関節の動く範囲もそのまま
↓
④筋肉と関節が硬くなる
↓
⑤動く範囲が狭くなる
↓
⑥①へ
と悪循環になってしまいます。
首という部位は、現代人にとってかなりスマホやパソコンで負担のかかることが多くなりました。
そして上を向く機会がなかなり減ってしまった為に
皆さんの可動域は狭くなりつつあります。
たまに星空を眺めることをお勧めします☆
もちろん筋肉の防御反応をとる為にマッサージは一切行いません。
組織の回復状況を判断しながら施術・リハビリを続けることで
軽度のむちうち〔頸部捻挫〕は1ヶ月ほどで日常では気にならなくなります。
重度のむちうち〔頸部捻挫〕であっても3ヶ月もあれば日常生活には支障をきたさなくなります。
電気をかけるだけでは体の治りは著しく遅いです。
そして強いマッサージなどは体の防御反応を再び招くこともあります。
ですが当院の妙見活法、遠絡療法にて
積極的、且つソフトな施術により体の自然治癒力を高めることで回復を早めることは出来ます。
体が治るのを待つか…
積極的に治るための行動を起こすのか…
当院は、
積極的に治るための行動を起こす方を全力で後押しさせていただきます!
何事も早めの対処が将来を左右しますね!
本日もお読みいただきましたありがとうございます!