手首の捻挫は接・整骨院へ!完治までの期間と治らない理由を徹底解説!
カテゴリー:肩・肘・手首の痛み
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転んで手をついたり、ボールを取り損ねたりなどスポーツの場面で痛めやすい手首。
捻って関節の捻挫だけなら良いのですが、なかには骨を痛めてしまうも。
手首関節の捻挫完治までの期間と治らない理由をご紹介いたします。
Contents
手首捻挫をしたときの腫れとそのほかの症状
手首を捻挫すると下記の症状が出てきます。
腫れと熱感
捻挫は組織を損傷するのでほとんどのケースで腫れてきます。
腫れと同時にズキズキ感も感じてくるでしょう。
腫れがあると同時に熱感も感じ、腫れと熱感が出てくると次の症状も出てきます。
内出血
腫れと熱感が出てくると、時間経過と共に内出血も出てきます。
この内出血を最小限にすると、その後の治りの早さを左右するのです。
腫れと熱感、内出血を最小限にするRICE処置はこちらをご覧ください→アイシングを効果的にする方法、時間と回数、やりすぎない為の注意点
手首を動かすと痛い
腫れと内出血があるので当然動かすと痛みを感じます。
もちろん押しても痛みを感じますので、一定期間は安静にすべきです。
手首を捻挫するとどの方向に動かしても痛いでしょう。
日常生活でも、ドアの開け閉めや手をつく動作、ものを持つなどの動作で痛みを感じます。
腫れない手首の捻挫
なかには手首を捻挫しても、痛みはありますが腫れないケースもあります。
組織を痛めると炎症が起きて内出血が起こるのですが、ごく稀に靭帯だけを痛めたのでしょう。
以前、高校生の患者さんで普段サッカーの練習はできるのですが、ある動作の時だけ痛いということで病院に行きました。
するとMRIの検査の結果、「前十字靭帯の完全断裂」と診断されました。
その時は腫れもなく、運動を普通にしていましたし、大きく捻って転んだという記憶もなく、強いて言えば「あの時かな…」というくらいのものでした。
この例のように、痛みはあっても腫れない現象もあるのです。
【痛みは身体からのメッセージ】
腫れてなくても痛みがあれば治すための行動をしましょう。
手首の骨折はすぐに腫れる
超音波(エコー)で骨折部位が3ミリ(ヒビといわれるもの)ほどでは大きな腫れもなく、場合よっては腫れがないケースもありますが、骨を骨折すると基本的にはすぐに腫れてきます。
完全に骨が折れると手首の形が変わったり、ズキズキした痛みを感じるのですぐに病院に行くでしょう。
我慢は禁物です。
手首の捻挫が完治するまでの目安期間
手首捻挫は軽度であれば最短1週間で完治しますが、少し痛いけど「いつか治るだろう」と放っておくと1ヶ月以上かかるのも珍しくありません。
長いものでは1ヶ月からさらに数ヶ月かかってようやく痛みが無くなるケースもあります。
手首は常日頃使うことも多いので、痛くても使ってしまうのがいつまでも痛みも長引かせてしまう理由でしょう。
特に主婦の方は家事を代わりにしてくれる家族がいなければ全て行わなければいけません。
数日間でも休む時間があれば治りも早くなりますので、少しの間だけでもご家族の協力があればと日頃より強く感じています。
手首捻挫は接・整骨院の専門分野
手関節捻挫は接・整骨院の専門分野です。
捻挫であれば病院よりも早く・適切に施術できます。
レントゲンやMRIはとれませんが、骨折や靭帯の損傷なども超音波(エコー)でその場で手軽に確認出来ます。
是非とも超音波のある院を選んでご来院いただければと思います。
病院と接・整骨院の大きな違いは、毎回の施術が症状によって変えられるのです。
患部への電気もただの低周波では効果はありません。
いつまでも湿布を貼っても痛みは取れません。
症状に変化がないのに同じところに通い続けるから脳が痛みを覚えてしまい、痛みを抱えてしまうのです。
病院に限らず、いつまでも痛みが長引く場合にはちゃんと質問できる先生にみてもらってくださいね。
手首捻挫がいつまでも治らない理由と対処法
さて、手首の捻挫だと思っていたのにいつまでも治らないものもあります。
なぜ手首の捻挫は治らないのでしょうか?
治らない理由と対処法をお伝えします。
舟状骨(しゅうじょうこつ)骨折
この骨折は手首の捻挫と間違いやすく、きちんと治さないと将来的に手を床につく、腕立て伏せなどの動作が痛みでできなくなります。
舟状骨骨折は固定が難しい上に、骨がくっ付くまでに長いときには3ヶ月を要する場合もあり、最終的には手術になることも珍しくありません。
手をついて手首が痛くなったときには必ず画像にて舟状骨の状態確認が必要です。
見つかるまでの経過と、痛めた箇所によっては手術が必要になります。
三角繊維軟骨複合体(さんかくせんいなんこつふくごうたい)損傷
三角繊維軟骨複合体損傷は捻挫や日頃からの使い過ぎ、加齢により起こる障害で、通常のレントゲンでは写らないので捻挫と見誤るのが多く、MRIでの確認が必要です。
手首の小指側に痛みを感じ、タオルを絞ったりドアノブを回したり、手首を小指側に倒したりすると痛みを感じます。
こちらも治るまでに1ヶ月〜3ヶ月の固定が必要になり、治らないと手術になるケースもあります。
「痛みあるけど手首を捻っただけなのに、固定は長いし、手術になることもあるなんて…」というのは患者さんの本音でしょう。
症状に変化がない…、この動作だけまだ痛い…というときには自己判断せずに治療・施術を受けましょう。
治療・施術を受けていて症状に変化がないときには先生になぜ変化がないのかも質問できるといいですね。
手首捻挫へのテーピング
手関節捻挫のテーピング方法を2種類お伝えします。
用意するのは伸びるテープと伸びないテープです。
伸びるテープはこのように切ります。
- ダイヤモンド型に切ったところに中指と薬指を通します
- 指をパーにして手首は真っ直ぐなまま貼ります
- 指はパーのまま、手首を少しキツめに一周巻きます
【指をパーにして巻く】がポイントです!
伸びないテープの場合は3の方法を同じ貼り方で巻きます。
伸びないテープはきつく巻きすぎると血管を圧迫してしまうので、気持ち弱めに貼りましょう。
テーピングは一度ではちょうど良い強さはわかりませんので、何回か試し巻きをしてくださいね。
手首捻挫と腱鞘炎の違い
手首捻挫と腱鞘炎は時々間違うことがありますので、どこで見極められるのかをご紹介します。
一番の見分け方は「指の曲げ伸ばし動作の違い」です。
手関節捻挫では手関節の損傷によるケガなので、指の曲げ伸ばし症状には影響はありません。
一方腱鞘炎は指を動かすスジの摩擦による障害なので、ものを掴んだりの動作で親指の付け根や指の付け根に痛みを感じます。
痛みが出た原因の有無も大きな判断材料です。。
手をついて痛めたなら捻挫と判断し、手をついてないのに痛みがある、パソコン作業や握る動作が多いときには腱鞘炎と判断しても良いでしょう。
ですが、そのまま放置しても治りは遅いので適切な治療・施術は受けてくださいね。
手首捻挫にオススメのサポーター
手関節捻挫にオススメのサポーターはについてはこちらをご覧ください。
医療機関に行く時間がないからサポーターでやり過ごすのは、苦痛の時間を伸ばすだけです。
もしかすると骨折や軟骨の損傷が起きているかもしれません。
「あの時に医療機関に行っておけばよかった…」とならないようにしましょう。
手首を捻挫してしまったら
《手首を地面について痛めてしまった!》というときにはRICE(ライス)処置をしましょう。
RICE処置についてはこちらをご覧ください→アイシングを効果的にする方法、時間と回数、やりすぎない為の注意点
「あの時行けばよかった…」と後悔しないために医療機関で適切な処置を受けましょう。
「病院に行くと待たされて嫌だ」と感じる方は、超音波のある接・整骨院を選んで施術を受けてくださいね。