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公開日:2024年10月3日

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もみほぐしと聞くとマッサージを想像しませんか?

そして、受ける場所も《◯◯分、◯◯◯◯円》のようなところを思い浮かべたかと思います。

ではもみほぐしとは一体どの様な効果があって、マッサージとは何が違うのでしょうか?

この記事では、もみほぐしの効果や目的、マッサージと他の施術との違いを詳しく解説いたします。

院長:伊藤良太
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もみほぐしの効果とは

さて、もみほぐしの効果とはどの様な効果があるのでしょうか?

身体をもみほぐすと起きるとされる効果とは

  • リラクゼーション
  • 筋肉を緩める
  • 血行の促進


などが挙げられます。

では、それぞれの効果について解説していきましょう。

リラクゼーション

疲れやストレスを感じやすい現代人は、自律神経のバランスが崩れがちです。

もみほぐしにより気持ちよさを感じると頭と身体がリラックスし、落ち着く神経の副交感神経が活発になると言われています。

イライラや不安感も和らぎ、睡眠の質の向上も期待できます。

忙しい毎日の中に、意識的に自分の身体を労わる時間を作れるといいですね

筋肉を緩める

肉体的疲労や精神的ストレスによって身体に余計な力が入ってしまい、緊張状態が続いている人が多い、と日々の接骨院の現場では強く感じています。

特に、無意識に歯を食いしばるクセがある人は要注意です。

みほぐしの刺激により筋肉を緩める、そして先程のリラックス効果によりさらに筋肉は緩みます。

もみほぐし&リラックスで肩こりや首こりの改善が期待できるでしょう。

血行の促進

筋肉が緊張して硬くなると、血管を圧迫して血行悪くなってしまいます。

デスクワークなどで長時間同じ姿勢でいると、身体はガチガチになり、お尻と太ももは圧迫され続けています。

立ちっぱなしの人は、足のむくみも深刻でしょう。

第二の心臓とも言われるふくらはぎなどをもみほぐすことで、血行が促進されます

もみほぐしにダイエット効果はあるのか?

筋肉や筋膜が硬くなって、血液やリンパ液の流れが滞ると、代謝が落ちて痩せにくい身体になってしまいます。

まずは、冷たく固まった脂肪や筋肉を柔らかく、もみほぐすことが大切です。

身体のポンプ機能正常な状態に戻って代謝が改善されると、脂肪が燃焼しやすくなり、ダイエットの効率も上がるでしょう。

特に黄色い丸に密集している「褐色脂肪細胞」は、脂肪を燃やして熱を生み出す働きがあるので、冷えや筋肉の硬さを感じる時にはもみほぐす箇所として行ってみてください。

くれぐれも揉みすぎには注意です。

もみほぐしとその他の施術との違い

もみほぐしとその他の施術との違いとは何があるのでしょうか?

「マッサージ」や「あん摩」や「整体」などの違いをさっそくご紹介していきます。

あん摩・マッサージ指圧師」は国家免許で、資格ではありません。

押し、引き、撫で、さすり、揉み、叩くといった手技を用いて患者個々に適した刺激量を選択し、治療を行います。
あん摩・指圧が経穴(ツボ)経絡(ツボとツボを結ぶ線)を意識して施術するのに対し、フランスから伝わったマッサージは、リンパ・血液の流れ・筋の走行に従って施術します。
このように、あん摩・指圧とマッサージとでは、理論や手技が全く異なるのですが、日本においてはひとつの資格として法制化されています。
あん摩や指圧は体の中心から末梢に向かって遠心性の刺激を与えるのに対し、マッサージは身体の末梢から中心に向かって求心性の刺激を加えるのが原則です。「手で身体の状態を診ながら、悪い部分を見つけ治療する」という点では、あん摩・指圧・マッサージは同じですが、あん摩は中国で、マッサージはフランスで、指圧は日本で、それぞれ生まれ発達してきた手技療法です。

あん摩マッサージ指圧治療とは:公益社団法人全日本鍼灸マッサージ師会

取得するには、専門の学校で3年以上学んだ後国家試験に合格する必要があります。

こちらの記事もご覧ください。

腰痛は接・整骨院?整形外科?整体?治療法やそれぞれの違いを解説

あん摩

あん摩は古代中国発祥で、日本に渡来してきた東洋医学の一種です

「按」は「おさえること」、「摩」は「なでること」という意味があり、この二つのアプローチを使って気の流れを整えの改善を目指す施術になります。

基本的に衣服の上から行います。

マッサージ

マッサージはフランス発症明治以降に日本にやってきました。

服の上からではなく、患者さんの肌に直接触れながら心臓に向かって撫でていく手技になります。

オイルやクリーム、パウダーを使用することもあります。

指圧

指圧とは、古法あん摩、導引、柔道の活法を合わせて生まれた独特の施術法で、アメリカの整体術の理論や手法を取り入れながら大正時代に体系化されました。

衣服の上からツボを一点圧で押して、筋肉や神経の調整を行います。

海外でも認知度が高くなり、「SHIATSU」という言葉が使われるほどです。

リンパマッサージ

身体の老廃物を運ぶ役割を持つリンパ液は、リンパ管を通して全身に流れています。

しかし、心臓のポンプ機能で循環する血液と違い、リンパ液にはポンプ機能がないので、流れが滞りがちです。

リンパ液の流れが滞ると、リンパ管内に老廃物がたまってしまい、むくみを引き起こす原因にもなります。

リンパマッサージは、リンパ液が集まるリンパ節がある左右の鎖骨の周辺をもみほぐすことで、詰まりを解消して、老廃物の体外排出を促進させます。

病院や接・整骨院よりも、美容関係の店舗で行っていることが多いでしょう。

整体

整体は、およそ2000年前に中国で誕生した、骨格や筋肉のバランスを調整する手技療法のひとつ「椎拿(すいな)」が起源と言われています。

脊椎や骨盤、肩甲骨、四肢、顎などの関節の歪みやズレを、手技によってもとの位置に戻し、体全体のバランスを整えることで、自然治癒力を高めて、痛みや違和感を改善していく、という考えの施術方法です。

もみほぐしを受ける頻度

肩こりや腰痛などの不調を引き起こす原因となる筋肉の硬さは、毎日の生活の中で形成されていきます。

毎日の積み重ねを、一度や二度の施術で改善することは簡単ではありません。

では、もみほぐしはどのくらいの頻度で受けるが効果的なのでしょうか。

施術を受ける人の身体の状態によって違ってきますので、当院でのこれまでの経験をもとに目安をご紹介します。

「施術初期」は、身体の悪いクセが強い時期なので、週に2、3度の施術を受けた方が良いでしょう。

毎日受ける必要はありません。

次の段階の「回復期」は、身体が良い状態に戻り始めているので、少し間を空けて、1週間に1回くらいの間隔で施術を受けると良いでしょう

回復期まで進んで、身体の不調も気にならなくなり、良い状態で保つことができたら「メンテナンス期」になります。

1回くらいの間隔で、様子を見てもらうようにします。

このように段階を踏んで、身体に負担がかからないよう調整していきましょう。

メンテナンスについてはこちらのブログをご覧ください。

身体のメンテナンス。

もみほぐしを受ける時の注意点

もみほぐしを受ける時の注意点をご紹介します。

もし、もみほぐしを受けた後に施術した箇所に痛みを感じる場合は、筋肉が傷つき炎症を起こしている可能性があるので、タオルにくるんだ氷袋で患部をアイシングしてください。

あん摩・マッサージ師の様に免許ではない、数週間で取得可能な整体や資格などの場合、身体の仕組みや変化、詳しい作用などを知らずに施術をしている人がいて、その様な人が実際に施術をして事故も報告されています。

もみほぐしを受ける際には、お近くのご友人やお友達のクチコミを参考にして受けた方が良いでしょう。

そして、自分に合う刺激量なども受けなければわかりませんし、施術者の技量もわからないため、両者の求めることにミスマッチが起こることも珍しくありません。

このようなミスマッチが起こらないためにも、問診をしてから行うところを選ぶべきでしょう。

そして、もみほぐしを受けた後、もみほぐしを受ける前まではなかった症状、例えば

  • むくみ
  • 倦怠感
  • 発熱

などの症状が出た時には好転反応と捉えて良いでしょう。

もみ返しと好転反応についてはこちらをご覧ください。

もみかえしと好転反応の違いを解説!頭痛や発熱が出たときの対処法もご紹介!

ここではっきりと申し上げますと、もみほぐしを受けた箇所に筋肉痛の様な症状が出た場合にはもみ返しではありません。

それは施術者の技量不足と言い訳にすぎません。

プロであればその様な現象がなくても、症状の変化は可能です。

是非ともお見知り置きを…

まとめ:もみほぐしの効果を高めるには

もみほぐしの効果を高めるには日常生活の中に潜んでいる生活習慣を改善することが重要です。

例えば、

  • 足を組む
  • バッグをいつも同じ肩にかける
  • 猫背
  • スマホ首
  • 頬杖をつく

などなどのクセです。

ついついしてしまう行動なので難しいとは思いますが、意識して変えていきましょう。

他には、

  • 定期的に軽い運動をする
  • お風呂上りなど身体が温まった状態でストレッチを行うなるべく身体を冷やさない
  • 心身ともにリラックスできる時間を作る

といったことも効果的です。

無理をすると継続できませんので、何か「少し」の違いを取り入れてみてはいかがでしょうか?

院長:伊藤良太
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