膝蓋骨骨折のリハビリとは。主な原因や症状、治療法についても解説。
カテゴリー:膝の痛み
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膝蓋骨骨折は膝のお皿と呼ばれる部分の骨折で、性別や年齢問わずに誰にでも起こりえる骨折のひとつです。
ここでは膝蓋骨骨折のリハビリとは、そして主な原因や症状、治療法についてお伝えしていきます。
リハビリについての関連記事はこちら。
→鎖骨骨折のリハビリメニューとは?リハビリ内容や禁忌、疑問にお答えします
Contents
膝蓋骨骨折のリハビリについての疑問集
早速、膝蓋骨骨折のリハビリについての疑問集にお答えしていきます。
膝蓋骨骨折のリハビリで階段の上り下りまでどのくらい?
膝蓋骨骨折から階段の上り下りができるようになるまでは個人差があるものの
- 骨の癒合が確認できる
- 治療や施術、リハビリによって関節の動き、筋力が回復している
と判断された場合に可能となり、早い場合には1ヶ月、かなり重症の場合には3ヶ月程かかることもあるでしょう。
膝蓋骨骨折のリハビリにガイドラインはあるの?
膝蓋骨骨折のリハビリにおけるガイドラインは以下の内容になって
- 受傷後3週以内の急性期となる時期は骨折部に負担をかけないよう
に注意すること - 日常生活を送る上ではリハビリと並行して松葉杖などの用具を使用
すること
膝蓋骨骨折のリハビリのガイドラインは、
膝蓋骨骨折でリハビリをして完治までの目安は?
膝蓋骨骨折の完治までにも個人差がありますが、軽度のヒビなら1ヶ月、重症となると半年程度で完治が期待できます。
完治までの期間は、応急処置や治療内容、
そして、骨折は【超音波や酸素ルームなどを併用すれば4割早く治る】というデータもあります。
個々人に合ったものを積極的に行うと、目安の期間よりさらに早く治ることは可能です。
骨折を早く治す方法についてはこちら。
→手や足の骨折を早く治す方法は?骨の回復を早める秘訣を教えます
やってはいけないこと(禁忌)は?
膝蓋骨骨折でやってはいけないこと(禁忌)は、
- 膝を無理に曲げようとする
- 決められた期間でリハビリを行っていない
- リハビリを自己判断でやめてしまう、内容を変えてしまう
- 膝蓋骨に対する過度な牽引力をかける動きをする
などが挙げられます。
膝蓋骨骨折の禁忌では、
膝蓋骨骨折のリハビリでの症状
膝蓋骨骨折後にリハビリを行っていると、
膝蓋骨骨折のリハビリ時に見られることが多い、
ツッパリ感
膝蓋骨骨折のリハビリ中のツッパリ感は、
- 荷重部の関節軟骨の変性や損傷
- 十字靭帯や側副靭帯の損傷
などの可能性がある場合は、
関節可動域
膝蓋骨骨折のリハビリに見られることが多い関節可動域の症状は、
膝蓋骨骨折は、
- 膝まわりへの強い衝撃
- 関節の損傷や破壊
- 骨や軟骨の変形
- 関節以外の軟部組織の変化
- 神経麻痺
- 骨折部位の癒合不全
といった症状が出るため膝まわりの関節が変形して関節の拘縮が生
脱力感(踏ん張れない)
膝蓋骨には、
- 膝関節の曲げ伸ばしの動作を担う
- 太腿四頭筋を支えて膝蓋靭帯へ効率よく力を伝達する
- 膝関節の保護
という役割があります。
膝蓋骨骨折を生じてしまうと、膝蓋骨が持つこのような機能が活き
膝蓋骨骨折について
膝蓋骨骨折についてリハビリや原因、症状と治療法などを見ていきましょう。
改めて膝蓋骨のある場所は、膝の前にある一般的に「お皿」と言われるところです。
原因
膝蓋骨骨折の主な原因には、
- スポーツや作業中、歩行中に転倒して膝を直接強打した
- 交通事故による衝撃
- 膝に硬いものが落ちてきた、ぶつけた
- 急激な筋肉の収縮
など、
症状
膝蓋骨骨折の症状には、
- 膝に強い痛みが出る
- 膝を曲げる、伸ばす動きができない、または動かせない
- 膝の腫れ、熱感
- 違和感やしびれ感
などになります。
治療法
膝蓋骨骨折の治療には、
- 保存療法
- 手術療法
の2つです。
膝蓋骨骨折の保存療法はアイシングや固定などの応急処置をし、
膝蓋骨骨折の手術療法は、膝蓋骨が3つ以上割れていたり、
事故や転落など大きな衝撃がなければ基本的には、保存療法による固定で十分なケースがほとんどでしょう。
膝蓋骨骨折のリハビリとは
膝蓋骨骨折のリハビリとはどのような内容になっているのでしょうか。
ここでは膝蓋骨骨折のリハビリ内容について詳しく解説してみ
そもそも「リハビリとは?」についてはこちら。
→リハビリの目的や分野とは?意味あるものにするためのポイントを解説!
歩行訓練
保存療法や手術後の固定が外れたら、すぐに始まるリハビリは歩行訓練です。
固定により思うように膝は動きませんが、松葉杖や平行棒による補助に頼りながらすぐに通常歩行に向けたリハビリが始まります。
体重をかける、膝を曲げるなどの怖さやぎこちなさを最初は伴いますが、固定の期間が短いとそのような症状の出方も小さいで傾向です。
一歩一歩ゆっくり確実に、以前の歩行を思い出すように行いましょう。
可動域訓練
歩行訓練と同時並行して行われる可動域訓練のリハビリは、
膝蓋骨骨折は固定による膝関節の癒着により、膝の曲げ伸ばしに必ず支障をきたすため、正常な可動域を取り戻すリハビリです。
そのため膝蓋骨骨折の可動域訓練は、
- 自分の手や筋力で膝を曲げる
- 理学療法士さんに膝を曲げてもらう
- 太もも前後やふくらはぎのストレッチ
- お風呂で正座
などのリハビリを行います。
筋力トレーニング
膝蓋骨骨折の筋力トレーニングは、
- タオルを膝の下に入れてタオルを押して、太もも前の筋肉を鍛える「セッティング」
- かかとを浮かす「カーフレイズ」
などが行われます。
セッティングは最小のうちは力の入れ方がわからない、力が入らないなどの症状はありますが、行っていくうちに感覚が戻っていくでしょう。
カーフレイズはかかとをしっかりと最後まで上げるようにします。
徐々に筋力が戻ってくると、スポーツ選手ではスクワットやアンクルジャンプなどで復帰に向けた負荷をかけていく流れとなるでしょう。
筋トレはケガの回復やリハビリの時だけでなく、日常的に行うと健康の維持や免疫力向上につながります。
詳しくはこちら。
ストレッチ
膝蓋骨骨折のストレッチによるリハビリは、膝関節が伸びない、曲げられない状態からのスタートになるため、太ももの後ろとふくらはぎのストレッチから始めていきます。
膝が曲がるようになってきたら太ももの前のストレッチを加えていきましょう。
ストレッチを上手に行う方法はこちらをご覧ください。
→間違ったストレッチをしないために、知っておくべきこととは?
加圧トレーニング
加圧トレーニングは足の付け根に専用のベルトを巻き、
加圧トレーニングを行うと膝蓋骨骨折の早期回復と筋力の早期改善が望めて、しかも大きな負荷をかけることなく安全に行えるリハビリ方法です。
加圧トレーニングはケガの回復や筋力改善のほかにも行うメリットのあるトレーニング方法になります。
詳しくはこちらをご覧ください。
→加圧トレーニングの効果とは?実は良いことだらけなのをご存知ですか?
【まとめ】膝蓋骨骨折のリハビリについて
本記事では膝蓋骨骨折のリハビリの内容、原因や症状についてお伝えしてきました。
膝蓋骨骨折は症状が見やすいところだったり、場合によっては凹みがわかるためで比較的気づきやすい骨折と言
膝蓋骨を強くぶつけて腫れや痛みが見られた場合は、